空の事故

岐阜県の防災ヘリが、奥穂高での救助中に墜落した件。
事故調査委員会の報告が、少しずつメディアによって報道されてきている。
操縦桿を握っていたのは操縦士だけれど、
では、なぜ彼は事故を起こすようなフライトをしなければならなかったのか。

そこには操縦士だけが追うべきではない、組織的な問題がある。
そこを解決できなければ、同じような事故は、また起きるはずだ。
人命救助って、ひとりでやっているわけではないのだ。
ヘリだって、ひとりで飛ばしているわけじゃない。
原因究明と、その対策が、早期に行われ、空の事故がなくなることを願うばかりである。

ときに。
この事故を受けて、「ほら、やっぱりドクターヘリだって危ないじゃん」という声も聞く。
だけど、それはちょっと違うと思う。

ヘリが危険なのは、飛行中に「作業」が加わるからだ。
送電線をはったり、木をおろしたり、今回のように、人を降下させたり吊り上げたり。
でも、ドクヘリは、飛行中の作業はない。

ただ、常に出動要請に対応できるよう準備し、緊張し、
一瞬の判断で天気を読み取り、飛行する……という点では、ほかとは異なり、
それなりの経験とトレーニングが必要だろう。
いまの空の安全は、少なからず運航会社&運航スタッフの「気合」で支えられているところがある。

精神論じゃ、続かない。
人間はミスをするのだ。
ドクヘリの事故が起きないうちに、対策がされることを、ココロから望んでいます。はい。

現場百回

朝から取材。
インタビューと現場取材。
やっぱり現場。頭のなかで考えているよりも、現場には答えと現実がたくさんあって、
現場百回だなあと、たたき上げのデカさんのセリフを、口にしてみたり。

このとき、私の頭に思い浮かぶのは、刑事コロンボです

なぜ? コロンボ、このセリフ、言っていないし~。

Nさん、貴重なお話、ありがとうございます。
Cさん、Sさん、アレンジ、ありがとうございました。

ヘンな緊張感で、終了後は一気に脱力。
「ままどおる」で蘇生しました。ありがとう、M!=私信。

【注】「ままどおる」とは。 興味のある方は、こちらをクリック!

基本的に反対

連休明け。稼働日が少なくなったぶんだけ、シワ寄せがきているような。
今年は日本カーオブザイヤーの最終選考会を、東京モーターショーの会場でやることになり、
例年よりもスケジュールが一ヶ月前倒しゆえ、
ここからの一ヶ月は、新型インフルエンザにかかっている場合ではないわけで。

そんななか、大磯で行われている試乗会へ。
海は青く、空は高く、秋、到来をひしひし。

高速道路はそれなりに流れていて、でもこれが無料化しちゃったら、
いったいどうなっちゃうんだろうと、かなり心配。

私、基本的に無料化、反対です。
料金のアガリをとっているといわれる、ワケわかんない団体をぶっつぶすのは大賛成だけど、
それと無料化は、切り離して考えるべきだと思うからです。
だって、高速道路だし。
お金を払ってでも早く移動したいという人がいるわけで。
それより、料金体系を見直して、クルマの交通をコントロールし、
物流の大型トラックと、レジャーの自家用車の走る曜日や時間帯をうまく調整していけば、
事故や渋滞を減らせるはずと思っているですよ。

詳しくは、現在発売中の『CARトップ』にて。

帰宅後、原稿書き。

シルバーウィークの過ごし方

はじめての9月の大型連休。
私の手帳には、予定はふたつの取材しかなく、
「ふふふ、このあいだに、遅れ気味の原稿を片付け、
次のことまでやっちゃうもんね」と、ほくそ笑んでいたものだ。

その「次のこと」のひとつが、このHPの充実だったのだけれど……。
フタを開けてみれば、あれやこれやが突発し、
ブログ日記の更新すらままならない日々。
予定は未定だったのねと、改めて、へにょへにょしております。

しかし、私があわあわしているあいだにも、
サイトを管理する「女神」はちゃくちゃくと作業を進め、
私の出版物がくるくるまわる仕掛けをつくってくれていました=感激!

青い鳥文庫の「イルカ、ときどきドクヘリ」も、更新されております。こちらをクリック!

 

五連休。
原稿ー取材ー原&原稿。

おそまつ。