前へ

地震からの10日間。
天気がよければ、撮影。悪ければ、原稿。という、予定を組んでいました。
青空マストの撮影だったため、ちょっと早めに、しかも、長めに日程をとっていたので、
早い段階で、撮影キャンセル&再設定が決定。
あとは、おこもりな日々。
世の中は、ガソリン不足やら買占めやらで、大変なことになっていたようですが、
すいません。こもっていたもんで、世間の動きから隔離されていまして。
クッキーとチョコレートで、いつものように食いつないでおりました。

本日は、一週間ぶりのラジオの収録。
東北や北関東でも流れているラジオゆえ、どうしても気になって仕方ありません。
ディレクターさんにお願いして、流す曲はぜんぶ、応援ソング。
私からのリクエストでかけたのは、AIさんの「Story」と、ケミの「My Gift to You」です。

ポッドキャストではお聞きいただけず、残念ですが。
東北、北関東、がんばれ!

心をひとつに10

救命救急は、時間との戦い。
いかに早く状況を把握し、効果的な治療をするかで、生死はもちろん、後遺症も決まる。

これ、大震災の対応も同じ。

だけど、それで終わりじゃない。
ERから出た患者は、ICUに行く。のちに、病棟に行く。
そこで求められるのは、瞬発力や行動力ではなく、じっくりとケアする体制。
さらに。
退院は「おめでとう」の言葉で送り出されるけれど、
患者とその家族にとっては、社会に放り出され、新たな戦いの始まりにもなる。
ここでのケアも、ものすごく重要になってくる。

これも、大震災でも、同じだと思う。

阪神大震災のときの被災経験者は、
いまは動くときではなく、じっくりと出番を待っているという。
物理的なことを乗り越えたあと、やってくるのは、心の痛みだということを、彼らはわかっているからだ。
そして、そのケアができるのは、自分たちだと。

いま。一ヵ月後。半年後。一年後。三年後。十年後。
そのとき、そのときに、彼らの気持ちに寄り添える人が必要になる。
支援が一過性のものであってはいけないと、心にきざもう。

LOVE & PEACE & SMILE !