土から土へ

20年くらい前に、第一次電気自動車ブームになったときのこと。
「走っているときに、二酸化炭素ゼロですってよ!」
と、ずいぶん盛り上がったものでした。

その後、
「火力発電で電気を作るときに二酸化炭素を出しているじゃん」
ということに気づき、
クルマの世界では、WELL to WHEEL、
つまり、井戸からタイヤ、
つまり、原料を、どう変換させて、エネルギーにして、タイヤを転がすのか、
その間のすべての二酸化炭素排出量が計算されるようになりました。

そして今の自動車業界の主流は、
土から土へ。
地球から取り出した鉄やらなんやらでクルマを作り、地球から燃料を取り出し、
最後は、土壌汚染をしないようにきちんと処理して地球に返してあげる。
そこまで考えて、エコカーがやっと語れるようになりました。

原発が必要だという経済尊重派は、安いから、というけれど、
でもそれって、単なる発電のランニングコストだけを見ているような気がしてなりません。
クルマ業界の常識である「土から土へ」。
原発も、廃炉にするコストまで全部を考えて算出しないと、
正しい「電気代」にならないような気がするんですけれど、違います?
徹底的に想定できる範囲を洗い出して、そして行う安全対策も、
コストに入れないとおかしいと、10円安い大根求めて、
クルマにもバスにも乗らずに走り回るおばちゃんおねえさんは、思うわけです。



小児科学会で買い求めた、Make a Wish のハンドタオル。300円なり。

終戦の日に、こどもたちの未来を考えながら、原稿書き。