交通事故と報道

「追突事故を起こし、助手席の妻が腹部を強打して死亡」

そんな記事が新聞系サイトにアップされている。
新聞の記事(やテレビの報道)は、
「こういう事故があるから、みなさん気をつけて」
という役割を担っているはずなのに、
「腹部を強打」って、なにで強打したか書かないと、
今後の事故予防には、つながらないじゃんと思ったり。

たぶん、おそらく、今までの経験からいくと、
「妻」はサブマリンして、シートベルトが腹に当たったゆえの
内臓損傷だと思われます。
だとしたら、せめて「シートベルトがずれて腹に食い込んで」
くらい書かないと、次につながらず、
単に「かわいそうね」「気の毒ね」と言われるだけじゃんと思ったり。

こういう事故が起こるたび、
「ウチのクルマは、星6つ!」と言いふらしている自動車メーカーを、
なぐりたくなるんですけれど。
「ちゃんと使わないと、こういうことになるんですよ」と、
安全装置の不完全さを伝えないと、いつまでたってもみんな怪我するし。
(完全にするのは不可能なので、ケチをつけているわけじゃないです)

安全装置は、正しく使ってこそ機能が発揮できるもの。
シートは隙間のないようにすわり、
シートベルトは腰骨の上にゆるみのないようにかけないと、
本来の性能は発揮できません。みなさん、油断しませんように!

本日は原稿書き。