HEM-Net

今年度、HEM-Net(認定NPO法人救急ヘリ病院ネットワーク)の、
理事を務めさせていただくことになりました。
ドクターヘリが新たな展開を迎えようとしているこの時期に、
大役を仰せつかって血圧が上がったり下がったりですが、
ドクターヘリがその機動力を最大限に発揮できるよう、微力ながらがんばりますー。
本日は、先週から延期になった理事会へ。

そして、私が理事になる前に決まったのが、こちら。

ゼロクラッシュ・ジャパンが選ぶ、2011年度のセーフティ・オブ・ザ・イヤー。
HEM-Netが行った、ACCN通報実証実験に決定です!
(もうひとつは日野自動車のプリクラ搭載トラックです)

本日は、ジャーナリストの清水和夫さん、島下泰久さんにも来ていただきました。

高級車を中心に、活用されているヘルプネット。
車両に搭載されているデータロガーで衝撃を計測してつながりますが、
これを、ドクヘリ出動のトリガーにしようという動きがあります。
実験ではトヨタのAACNを使い、ドクターの初療開始時間までが10分以上も短縮でき、
有効性を証明しました。実証実験の様子は、→こちらをクリック!

内因性のものよりも、外傷性のほうが心停止からひきもどすのはむずかしく、
それゆえ、ドクターが接触するまでの一分一秒を争う状態。
交通事故の死者数を減らし、後遺症の程度を下げるためにも、とても有効なシステムです。
なんたって2010年ですでに、交通外傷でドクヘリが2000回以上も飛んでいるんですから~。

欧州では標準化が進んでいますが、日本では各メーカーがばらばらに開発しているということ。
未取材ゆえ、語尾を濁してすみません。鋭意、取材続けていきたいと思います。