脳死判定

富山大学で、6歳未満のこどもの脳死判定により、臓器移植が行われた。
まず、臓器提供という決断をされた保護者、及び、ご家族の方々に、
敬意を表したい。

むずかしい問題だと思う。
私自身は、自分の臓器は提供するつもりでいるけれど、
もし、自分にこどもがいて、
そのこどもの場合ならどうするかと問われれば、ものすごく迷うと思う。
もちろん、今回の件についても、反対意見を持つ人もいるだろう。
ただ、私が尊敬申し上げ、勝手に、
「日本の小児救急医療のツートップのお一人」と、呼ばせていただき、
今回の脳死判定の際も、メディカル・アドバイザーとして立ち会われた
静岡県立こども病院の植田育也先生は、

「共感」できない方も、「尊重」はしていただきたいなと思います。

と、おっしゃっている。そのとおりだと思う。
どれだけの思いを重ねて、ご家族がこの結論にたどりついたのかを考えれば、
それは、「尊重する」以外のなにものでもないと思う。

本日は、某所で打ち合わせ。
こどもたちのために、できることを、ひとつずつ。