また、いつか。

今日という日は、一生にいちどしかない。
私がそれに気付いたのは、小学二年生の夏でした。
「あれ? 小学二年生の夏休みの今日って、来年とはちがうんだ。」
絵日記に日付を入れながら、気付いたときは、ショックでした。

この人には、もう二度と会えないかもしれない。
私がそれを実感したのは、30歳を越えてからでした。
イタリアに住んでいたとき、たくさんの友人ができたけれど、
日本に帰ったら、もうこの人たちには会えない。
こうして、いっしょに食事して笑いあえることはもうないんだ。
それに気付いたときは、これまたものすごくショックでした。

楽しい時間を過ごせば過ごしただけ、
「二度と会えないかも……」という焦燥感が心のどこかに宿ります。
だから、毎回、めいっぱい……とできるほど集中力も体力もないけれど、
それでも、これで悔いはない! と思えるようにしたいとは思います。

今夜は、次のステップへと踏み出す、古い友人の壮行会。
変わらない笑顔で、彼女はこれからどんな人生を作っていくのだろう。
もう二度と、会えないかもしれない0嬢に、心から「ありがとう」です。

そして!
今日の午前の部に予定されていた、私の「ニンジン」は来週へと延期になりまして、
しつこく「出席!」と、手をあげております。
ええ、ええ。相手のある仕事はどうにもなりませんが、
原稿書きなどの自己完結型仕事は、いくらでも調整しますですよ!
だって、二度と会えないかもしれないんだもん。
よろしくお願いいたします!