経産省&国交省シンポジウム

午前中に講談社によった午後は、
経産省と国交省が主催する、
「自動走行の民事上の責任、および、社会受容性に関する研究」
シンポジウムです。

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話題のテーマだけに、満席です。
早めに行って、前のほうの席とれてよかったー(PPTが見えにくいもんで)。

刑法=私と社会=懲役など
民法=私とあなた=賠償金

自動運転のクルマが事故を起こしたら責任はだれにある?
刑法でさばくと、自分に都合の悪いことは証言しなくていい、というルールのため、
本当の事故原因が見えてこない。
では、刑法なしで、民法だけでさばく?
でも、お金で解決できちゃうなら、保険でカバーできるから、
事故の原因となる無謀な使い方や整備不良などに対する
抑止力がなくなっちゃう。

んじゃやっぱり刑法?
でも、それだと製造物責任が問われた場合、
技術者が逮捕されて収監される。
だったら開発は遅れるし、そもそも技術者のなり手だっていなくなる。

むううー。
むずかしい。
クルマに関するいまの法律は、昭和40年代に作られたもの(らしい)。
でも、そのころ自動運転なんて概念すらなかったわけだから、
ツギハギのように運用するのに無理があるのかも。

新しい時代には、新しい法律。
いま、ロースクールに通うみなさん、ぜひ、発言を!

講談社

新刊「もしも病院に犬がいたら」
見本ができあがったので、青い鳥文庫編集部に、受け取りに。

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編集部の入り口のところに、私が敬愛してやまない、
さかなクンさまのご著書「一魚一会」のための直筆ポスターが!

ベイリーとハンドラーさんに出会ったののは、
2011年3月10日のこと。
翌日に、東日本大震災が発災しました。
一日、ずれていたら小学館で出させていただいた、「ベイリー、大好き」の企画は、
なくなっていたかもしれません。
そして、6年後の同じ日に、青い鳥文庫から、
こどもたち用に書き直したこの本を出せること、
感慨深いものがあります。

こどもたちが笑っていられる世の中を
大人のひとりとして、しっかり作っていきたいと思います。