ペダルレイアウト

本日は、マツダの安全取材会です。
どーっしても参加したかったのが、
プログラムのひとつ「ドライビングポジション」

安全運転のために、いまや、被害軽便ブレーキなどの
自動運転技術が盛り上がっているけれど、
マツダは、さいしょから、「運転する環境を整える」を主眼に、
ドライビングポジションに、ものすごくこだわっているのです。

これまで、
「小さいクルマはスペース的に無理!」
と、ほぼすべての自動車メーカーが言うなかで、
コンパクトカーのデミオも、しっかりペダル位置を調整して、操作しやすくしてきたわけで。

ブレーキペダルを踏む位置は、体の中心線より右に。
アクセルペダルとブレーキペダルの位置関係(あいだは70mm、段差は40mm)。
アクセルペダルは、フロアから生えている「オルガンタイプ」。
この3つをしっかり作りこむことで、さて、どんな効果がでるか?

体験するために用いられたのが、高齢者疑似体験セットです。
身体能力が落ちた状態で運転すると、その違いがよくわかる!

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視界が狭くなり(ゴーグル)、背中がまるくなり(3キロの重り入りベスト)、
膝が内側に曲がらなくなり(膝サポーター)、足首の動きが悪くなる(厚底くつ)
Oさん、ご協力、ありがとうございます! 杖はおまけです。

新旧デミオ、ペダル操作の乗り比べをさせていただきました。
びっくりです!
旧型は、マジでやばいくらい、ペダルに足をひっかけて、踏み間違えます。
かたやペダルレイアウトを直した新型は、足をのせたとたん、使いやすさが伝わってくる。
そして、急ブレーキ体験しても、踏み間違えない!

マツダが自動車事故分析センターのデータで調べたところ、
新型になって、86%も、踏み間違えの事故が減ったのだとか!
いや、数字はともあれ、
この使い勝手の違いは、歴然!!!!!

高齢者のペダル踏み間違え対策の答えのひとつがここに。

年間、そうとうな種類のクルマに乗るけれど、
どれもドラポジがさまざまなので、
なにを基準に作っているんだろうと、不思議に思っていたところ。
私は、マツダに一票を投じます!