ゴールはどこか

いつもスペアを持っているマスク。
新しいマスクケースです。萌える!

結婚式に参列すると、
「ゴールイン!」という言葉を聞くけれど、
本当は、ここからが始まり。
同じように、学校を卒業すると勉強はゴールと思いがちだけれど、
ここからが本当に学びたいことの始まりなんだと思います。

研修医になりたての医師たちからは、
「小中高と、勉強しまくって常にトップで神童みたいに言われて、
医大で仲間と切磋琢磨しながら6年間勉強して、
すごくがんばって国家試験に合格して、
さあ、俺の実力を見せてやる! と研修医になったら、
自分の知識と実力では使い物にならなくて愕然とした」
という話をよく聞きます。

つまり、学校で学ぶことは基礎の基礎。
社会人になって初めて現場で、使える知識と技術を学んでいく。

医師に限らず、消防学校や警察学校も同じ。
そして、一般社会でも同じことなんだと思います。

だけど、いまその会社でやっていることは、
仕事をしながら経験がつめるけれど、
新しいことへの知識は、自分でがんばるしかないわけで。
新しいことをやりたかったら、独学でも学ぶしかない。

高校時代、物理や化学なんて、
大人になったら使わないんだしさーと思っていたのに、
クルマ業界、
環境問題は、科学。
安全問題は、物理。
さらに、自動運転になったら、電波だの法律だのHMIだの。
新しいことが次々と出てきて、
ただでさえ少ない脳みそに、入りきらないけれど、詰め込むしかない。

勉強に終わりなし。
世の中の動きの速さに取り残されたくなければ、学ぶしかない。
私の場合、超一流の専門の方々に恵まれるという幸せ。
じゃなきゃ、とっくのとうに行き倒れていると思われ。

ゴールはどこか。
筆を置く瞬間までは、走るしかないんだと思います。
=ガス欠気味だけど。とほほ。