整備なくして自動運転なし

金曜~土曜日は、こちら。
二年に一度、開催される整備業界の祭典、
オートサービスショーへ。

BOSCHさんのブースで、エーミングとEDR関連の話をさせていただきました。

整備業界の方々で盛り上がります。

自動運転技術がてんこ盛りになってきたけれど、
きちんと整備できなければ、
まともに機能してくれません。
いまの整備業界は、人手不足に加え、
先進安全技術に対応するため、大変な時期を迎えているわけで。

関係者の方々に、話を伺えば伺うほど、
危機的な状況にある気がする……。
いくら自動運転技術を開発しても、
整備が追い付かなければ、どうなるのか。
自動車メーカーは、防御率100%を目指すのかもしれないけれど、
ディーラーのない地域の人にとっては、それって困っちゃうな話。

もう少し、取材を進めます。

道の対策

事故は続くというけれど、
千葉県で、砂場で遊ぶ子どもたちのところに、
車両が突っ込むと言う事故が。

この事故で思うのは、
歩道に設置されていた「杭」は、
なぜ、車両を支えきれなかったのかってこと。

それなりの重さと速度が出ていれば、
支えきれないのはわかるけれど、
それにしても、頼りなさすぎ。

以前、福岡の海の中道で、飲酒運転のクルマに追突され、
海に転落した事故のときは、
歩道にあった欄干は、車両は想定していない歩行者用の強度だったという。
(250kgしか支えられない。全盛時代のコニシキさんは無理ってことだ)

あり得ない設計だと思う。

事故は起こるもの。
防ぐ努力も大切だけれど、
起きた後の被害をいかに軽減するかも、対策が急がれる。
人・道・車・医療。
道の改善も、考えるべきだと思う。

滋賀の事故

午前中は、内閣府自動運転の会議。
自動運転の第一の目的は、事故削減です。

内閣府に向かう坂の風景。
このあたりの雰囲気が大好き。

そして、帰宅後に知った、滋賀県で発生した事故。
亡くなった子どもたちのご冥福と、
体や心が傷ついた子どもたちの、回復を心から祈ります。

池袋の事故にしろ、今回にしろ、歩行者が巻き込まれる事故は本当につらい。
事故は起きるもの。
起きないようにするのも大事だけれど、
起きたときに、いかに被害を少なくするかも大事。
そのためには、人やクルマだけでなく、
道と医療の存在が欠かせない。

滋賀県のあの場所も、
横断歩道のところに、杭があれば、
まともに突っ込まれることは防げたのだと思う。
予算や人手の問題はある。
一度にすべてをなんとかするのは、むずかしいこともわかっている。
だけど、事故から学び、改善していく義務が、
大人にはあるんだと思う。

宝くじ、当たらないかなー。
運はこんなことで使いたくはないけれど、
予算を理由にやれないのなら、ほんとに当たって欲しいと思います。