ドクターヘリ高速道路着陸訓練

本日は私の、47歳の誕生日です。おめでとう、私!
いやー、いくつになっても誕生日はシアワセです。
またひとつ、オトナになった気分(とっくになっているって……汗)。

今年も新たな気持ちでフットワーク軽く、がんがん出撃していきたいと思います。
そして、そんな記念日にふさわしいイベントが、誕生日プレゼントとして用意されました!
(きっと主催者は、ぜったいそんなつもりではないと思う=落ち着け、私)

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おおおっ、おびただしい数の緊急車両が集結。こ、これは、高速道路上での大事故? 

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いました、いました! 衝突事故です!
あれ、でも、車両に「事故車両」って? そうです、訓練でした。


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すかさず到着する、レスキュー隊!
ひゃー、かっこい~!←ハートマークを目から出している場合ではないぞ、私!


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つぶれたクルマにはさまれた傷病者を救出です。チェーンソー(?)を手にするレスキュー。
火花による火災を防ぐため、放水する消防隊。
警察官は、すかさず事故調査に必要な現場証拠の確保につとめます。


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マイクロバスには複数傷病者。救急隊の手により、トリアージ・タグがつけられます。
ドライバーは黄色のタグ(=重症ではないってこと)。
でも、もしかしたら腹部損傷なら赤(=すぐに治療が必要な重症)に急変する危険性も。
時間の経過とともに、チェックは必須。


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傷病者多数により、現場指揮本部も設置。応急救護所も本線上につくられます。

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空を見ろ! 鳥だ! 飛行機だ! いや、ドクターヘリだ!
ドクターヘリがドクター&ナースをつれて飛来! 
もちろん降りるのは、高速道路の本線上です。
反対側車線も、交通警察隊の手で、しっかり封鎖されています!


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消防隊の誘導により、着陸するドクターヘリ。
しかし! 
高速道路の車幅が9・5mに対し、ドクターヘリのローターブレードの直径は、10・3m。
真ん中に着陸すれば、遮音壁にローターがぶつかってしまいます。


びみょーにセンターガードレール寄りに、位置を調節するパイロット! 
ひゃー、すごーい。かっこい~!
ドクヘリを操る機長クラスになると、数センチ単位で操れるんですよー。尊敬~!


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着陸後、傷病者に向かって走るドクター&ナース。
赤い袋をもってあとを追うのは、ヘリの整備士です。
ドクターヘリの整備士さんは、ヘリの整備をするだけではなく、
飛んでいるときはナビゲーター役、地上ではドクター&ナースのアシスト役と、大活躍です。


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救急車のなかで初療開始。出血に対して輸液投与。
呼吸があぶなければ、気管挿管して気道確保。
もちろん薬を使っての治療も開始できます。
これで助かる&後遺症が減る患者さんが、どれだけいることか!


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患者を乗せて、離陸するドクヘリ!
ガードレール、遮音壁、はりめぐらされる高圧線に加え、
今日は雨模様で視界も悪いなか、プロの経験で無事に搬送完了です。


今回の訓練は、
埼玉県ドクターヘリの基地病院である、埼玉医科大学総合医療センター、
ヘリの運航会社である、朝日航洋(千葉県ドクターヘリもここ!)
東日本高速道路(ネクスコ)
埼玉県警察本部交通部高速道路警察隊(高速警察)
坂戸・鶴ヶ島消防組合消防本部
川越地区消防局(消防訓練主体機関)
以上が、参加しています。

なんたって、実際に使われている高速道路を閉鎖しての訓練。
これを実現させるためには、関係者の並々ならぬ尽力と気合があったことは、
いまの日本のタテワリ社会を見れば、容易に想像できることでしょう。

交通量の多い都市近郊の高速道路にまで、ドクヘリを着陸させるかどうかは、
これからも議論していく必要があるけれど、
少なくとも、交通量が少ない地方の高速道路上では、必要だと思っています。
だって、多数傷病者が出たら、救急車のピストン搬送では追いつかないもん。

今後、ドクターヘリが全国配備される動きのなか、
こうした訓練はとっても大事。
そして、全国に先駆けて、訓練の道筋をつけてくれた今日の関係者の方々に、
ドクヘリ応援団としては、拍手を送りたいです。

空の事故

岐阜県の防災ヘリが、奥穂高での救助中に墜落した件。
事故調査委員会の報告が、少しずつメディアによって報道されてきている。
操縦桿を握っていたのは操縦士だけれど、
では、なぜ彼は事故を起こすようなフライトをしなければならなかったのか。

そこには操縦士だけが追うべきではない、組織的な問題がある。
そこを解決できなければ、同じような事故は、また起きるはずだ。
人命救助って、ひとりでやっているわけではないのだ。
ヘリだって、ひとりで飛ばしているわけじゃない。
原因究明と、その対策が、早期に行われ、空の事故がなくなることを願うばかりである。

ときに。
この事故を受けて、「ほら、やっぱりドクターヘリだって危ないじゃん」という声も聞く。
だけど、それはちょっと違うと思う。

ヘリが危険なのは、飛行中に「作業」が加わるからだ。
送電線をはったり、木をおろしたり、今回のように、人を降下させたり吊り上げたり。
でも、ドクヘリは、飛行中の作業はない。

ただ、常に出動要請に対応できるよう準備し、緊張し、
一瞬の判断で天気を読み取り、飛行する……という点では、ほかとは異なり、
それなりの経験とトレーニングが必要だろう。
いまの空の安全は、少なからず運航会社&運航スタッフの「気合」で支えられているところがある。

精神論じゃ、続かない。
人間はミスをするのだ。
ドクヘリの事故が起きないうちに、対策がされることを、ココロから望んでいます。はい。

救急の日+1

8月8日はフジテレビの日、9月9日は救急の日。
ということで、昨日と今日、新宿駅南口でドクターヘリが展示されていました!

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アーチ状の天井にひろがる羽。撤収前、メカニックのS氏が「どうやってはずそう……」と思案顔でした~。

救急車やAED講習や、もろもろ展示がありましたが、
やはり一番人気は、ヘリ!
子供たちがきらきらの目で、ヘリに乗り込み、
ドクター席に座って感慨深げ(?)なのが印象的。

みんながんばれ! フライトドクターになるのだ!
そのためには、青い鳥文庫の「ドクターヘリ物語」を読むと、よくわかるぞー!

ドクターヘリ物語、第二巻「テイクオフ!」
来週17日ころ、書店に並びます~。こちらをクリック!

夜は、「ハチ公物語ー待ちつづけた犬ー」が「6刷」にもなり、その打ち上げ&大感謝祭であります。
参加者、若干名(笑)。
表紙を撮影してくれたTカメラマン、挿絵を描いてくださったMさん、
そして、本を企画~編集~宣伝~営業……と、すべてにわたってたずさわってくれた、本当に多くのみなさん。
ありがとうございました。
ドクターヘリだけでなく、本作りも多くの人のチームワークで成り立っています。

書いても書いても

そして、いよいよ、頭からケムリです。
書いても書いても、わんこ締め切りになってきました。
終わったと思ったら、新規の原稿依頼をいただき、
充実した毎日、ウェルカーム! ← そうとうやけくそ。

そして夜は逃走です。
だって、、おでんが待っていたんですものー(謎)。
みなさん、お疲れさまでしたー。
Tさん、めちゃおいしいです。うれしいです~(謎)。

そして私が、おでんをつついているあいだに、
日本医科大学千葉北総病院の松本先生は、
NHKにご登場なのでありました。こちらをクリック!

DMAT災害訓練

昨日、ずぶずぶになって歩いていたので、台風直撃かと思ったら、
かすめただけで上陸しなかったそうな。

そして台風一過の今日、9月1日は、防災の日。
ヘリ部隊も大規模災害に備えて、訓練です。
川崎市にある、日本医科大学武蔵小杉病院のグラウンドに、
ドクターヘリが飛んでくるという情報をキャッチして、行ってみました!

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多くのドクター&ナース、近県のDMAT隊、警察などが参加しています。

「ふだん使っていないものが、緊急時に使いこなせるわけがない」
ドクターヘリを運航している、日本医科大学千葉北総病院の救命救急センター長、益子先生の言葉。
まさに、そのとおりだと思います。

我が家も、食料品のチェック。とりあえず三日間、しのげれば。
いや、この備蓄量なら一週間はカタイかも? たくわえた食料を見て、ほくそ笑む私。
問題は、非常食が常用食になってしまうことか?
「ふだん食べていないものが、緊急時に食べられるわけが……」ないわけないか。

NHKプロフェッショナル

朝から取材。今日もたくさんの人の笑顔と、感激の涙と、がんばる姿に遭遇し、
取材をしつつ、パワーをいただいております。

そして!

私が、講談社青い鳥文庫で出させていただいている、
「命をつなげ! ドクターヘリ ~日本医科大学千葉北総病院より~」、そして
小説「ドクターヘリ物語シリーズ」の、医局長=桐嶋先生のモデルでもある、
(詳しくはこちらをクリック!)

日本医科大学千葉北総病院、救命救急センター松本尚准教授が、
9月8日(火)午後10時~の、NHKプロフェッショナルに登場です!

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患者のもとに飛び立つMD902。コンパクトなヘリが、大活躍します。

NHKのサイトにも予告編が出ています。
予告動画、めっちゃかっこいいので、ぜひ、チェックしてください。 こちらをクリック!

今回の番組では、松本先生だけがクローズアップされていますが、
ドクヘリに乗る救命救急センターの先生方は、みなさん、同じようにがんばっています。
もちろん、ドクターひとりで患者が救えるわけもなく、
そこには、ヘリの運航担当、地上の救急隊、ヘリを安全に着陸させる消防隊、
いっしょに飛ぶフライトナース、患者を受けいる病院のすべてのスタッフ……などなど、
本当に多くの人の協力があって成り立っていることを、読み取っていただければと思います。

交通事故の現場で、なにが起きているのか。
こうした救命救急にかかわる人たちが、どれだけ、必死に戦っているのか。
クルマの安全性は高まった、
第八次交通安全基本計画の目標はクリアしたと、喜んでいる場合ではないことを、
この番組を見て、現実を直視していただきたいと思います。
特に、自動車メーカーのみなさん。
「取り扱い説明書に書いてありますから」とお気楽に言っている場合ではないことを、
もっとちゃんと理解して、自分たちの責任を果たしていただきたいです。