本日も会議づくし。
テーマは安全。
交通事故死者数の数を下げるだけなら、高齢者にフォーカスすればいいんでしょうが、
少子高齢化の日本、やるべきはこどもの安全でしょうに。
こどもをいかに守るかを考えていけば、
おのずと高齢者の安全も、見えてくるはず。
スウェーデンとか、ニューヨークとか、
「ビジョン・ゼロ」をかかげて、事故ゼロを目指しているけれど、
それに対抗して、日本では、
「キッズ・ゼロ」ってどうでしょう?
子ども達を交通事故から、完全に守る! 死亡事故ゼロ!
ぜひ!
声をあげることも大切。
でも、自分にできることはなにかを考えて、自分で動くことも大切。
ほんのわずかな行動でも、みんなでやれば大きな力になるはずだから。
20年近く前、小学生だった姪とでかけたときのこと。
デパートの立体駐車場で、私は彼女を後部座席に座らせて
シートベルトをかけていたら、
順番待ちをしていた親御さんから「あ、ちゃんと……」という声が上がるのを耳にした。
こんな小さな行動でも、なにか伝わってくれたのならうれしい。
そして本日は、埼玉大学へ。
国際交通安全学会の、通学路の研究会です。
校内に、ライジングボラードを設置。
検証して、最終的には通学路の安全を守れるものにしていきます!
これまで道は、クルマ中心に発達してきたけれど、
これからは歩行者、自転車とどう共存していけるかを考えなくては。
軽井沢へは仕事の関係でよく行きます。
あの道もよく通ります。
事故さえ起きなければ、亡くなることはない。
報道はその視点で、事故が起きた原因をさぐっている。
だけど、事故原因と死傷した原因は別にある。
怒りの矛先を、運行だけに向けて、自分たちの行動に目を向けずにいたら、
いつまでたっても同じことの繰り返し。
なぜ、ケガをしたのか。なぜ、死ななければならなかったのか。
アクティブ・セイフティと、パッシブ・セイフティは分けて議論しなければ。
クルマは動いている。そして事故は起きる。
ぶつかることを前提に、シートベルトがある。
「運転手が言わなかったから」ではなく、自分の身を守るためには自分でしてほしかった。
そして、彼らにそれを伝えられなかった私たち大人にも責任があると思う。
メディアが伝えるべき、報道がやるべきではなく、
SNSでも、クチコミでも、直接でもいい。総力戦で伝えなければ、もう間に合わない。
亡くなった方のご冥福と、
ケガをされた方の一日もはやい回復を祈ります。