自転車もキープレフト

つらいときはー。
つらいときはー。
がんばっている仲間を思い出すー。
思い出すー。

……ひとりシュプレヒコールで、這いつくばり中です。
去年のいまごろ、手の皮をべろべろにむいていた人たちや、
私より先に、お星様になった子どもたちや、
癌がなおったと思ったら、このあいだ超マヌケに再発させたアニキや。

そんなに目頭が熱くなる感動や、せつなさや、もどかしさがあるというのに、
目の前でそれを誰よりも感じていたというのに、

…………。

この書けなさぶりはなんだ、私!
「腱鞘炎で指が痛いんだもーん」
ほんとに言い訳の多いやつだ。

さて。
12月1日から道交法が改正され、
自転車も左側通行が義務付けされました!
いままで、自転車が通行するのは、「歩道のある道は車道。車道では左側」。
これはルールであったんですが、
歩道のない道に白線で書かれている「路側帯」は、
左右どちらでも通行が可能だったんです。
なんでだー???正面衝突しちゃうじゃん!
(実際、昨年神奈川県で、女子高生チャリと歩行者の正面衝突で、
女性死亡という事故が!)
でも、今回、路側帯も左側通行になりました。
自転車もキープレフトです!

大人が守ることで、子どもたちに伝えていきましょう。
みなさん、よろしくお願いいたします!
(ケイチョーチュウもよろしくです!=わかる人だけ)

芝防火防災協会女性部研修会

本日は、取材のご縁で、
芝消防署の防火防災協会女性部の研修会で話をさせていただきました。

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控え室で待機中です。広いので、思わず走り回りそうに(=机仕事の反動)。

タイトルは、「ドクターヘリと連携した医療体制」。

東京には、ドクターヘリはありません。
2014年一月末までの配備予定を含むと、全国36道府県43機。
どうする、東京都?

千葉県ドクターヘリを長期にわたり取材し、
北海道と宮崎の関係者の方々に話を聞き、
ロンドンのドクターヘリを見学し、
東京消防庁で密着取材をさせていただいた経験から言うと、

東京西部は、ぜったい必要だと思います!

じゃ、23区はどうかというと、
慎重に議論していく必要ありでしょう。

ドクターヘリは導入すりゃ、いいってもんじゃなく、
いかに使いこなして、医療環境を向上させるかの手段のひとつです。
東京23区で、ドクターヘリの機動力を使いこなせるのか?となると、
消防、医療従事者、病院、運航関係者などなどの声を聞き、
数値など可視化もしつつ、検討する必要があると思います。

なーんてことを中心に、話をさせていただきました。
熱心な女性部会のみなさんにじっと見つめられ、
ときおり、大きくうなずきながら話を聞いてくださり、
うれしくなって、時間オーバー。
ああ、時間厳守の消防だというのに……(取材で得た教訓がまったく活かされていない)。

楽しかったです。ありがとうございました。
そして、後部座席でのシートベルトと、学童用のチャイルドシート、
よろしくお願いいたします!

東京の夜景

紅葉や雪山を見ると、ほっとして、
ああ、こういうところに住みたいとものすごく思うのだけれど、
でも東京のごちゃごちゃとした夜の光を見て、
切なくなるほど懐かしくなっちゃうのも事実。

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東京駅です。きれいですー。

原稿書いて、打ち合わせして、試乗車を返却し、
取材用の資料本を物色しに書店さんへ。

専門書だけを扱う書店さんは、ちっちゃな店内のあちこちに椅子が置いてあり、
「どうぞ、じっくり選んでください」って気持ちが伝わって素敵。
指紋をべたべたつけないように、そうっと持って、そうっと開き、
椅子に座ってゆっくり選ばせていただきましたー。

ずっしりと重くなったカバンをかついで、
国際交通安全学会の委員会へ。
すいませんねえ、意見がいつもワガママで。
団体行動ができないから、フリーで仕事しているもんで。
自然災害にあったと思って、あきらめてください?

マツダ車の事故

埼玉県で、昨日10日、被害軽減ブレーキの体験試乗会中に起きた衝突。
ウレタンマット前で止まるはずが止まらず、フェンスに激突したというもの。

このタイプのシステムは、カメラ、レーダー、レーザーが用いられるが、
当該車両のCX-5は、「近赤外線レーザー」で障害物を検知する。
価格は安く抑えられるが、近距離しか検知できず、
ゆえに、30km/h以下でないと、障害物にぶつかる可能性は高くなる。
作動しないようになっている。
(作動したとしても、路面やタイヤ状況、クルマに積んでいる物の重さによって
も結果は変わりますぶつかることがあります)。
(11月13日修正)

現在、1)操作ミス、2)機能の誤作動の両面から、警察が捜査しているので、
今回の事故についての、原因の推測は控えたい。

クルマの安全を考える身としては、
「安全装置の体験会」での事故について重く受け止めている。
ブリヂストンのタイヤ・セーフティで、
フルブレーキを担当していた経験から言わせてもらうと、
ユーザーは、初めてのクルマ、初めての場所、知らない人が隣にいることで、
めっちゃ緊張している場合が多く、
普段どおりの運転ができない人も、たくさんいる。

やってください、ということができなかったり、
やってはいけません、ということをしてしまったり。

そして、この被害軽減ブレーキは、「ぎゃあ! ぶつかる!!」というタイミングで停止するため、
ドライバーを容易にパニック陥らせる可能性がある。

だから主催者は、十分な安全確保をする必要がある。
もしも体験者がパニックになり、なにかをしても、なにかをしなくても、
クルマが予想外の動きをしたとしても、事故にならないように。

おそらく今回も、十分なスペースさえあれば、ぶつかることも怪我をすることもなく、
「いやあ、止まりませんでしたね」と、その場で、原因を解明し、
「じゃ、もう一回」と、なっていたはずなのだ。

今回、怪我をされた方々には、一日も早い回復を祈るばかりだが、
せめて、こうした事故を教訓に、
体験試乗会の主催者は、安全確保の徹底を、
自動車メーカーは、被害軽減ブレーキの、正しい理解に向けての情報提供を、
そして、ユーザーも被害軽減ブレーキの正しい理解をする努力をしていただきたいと思う。