自動ブレーキ

自動ブレーキ」という呼び方が、席巻している。

まあ……。

どちらかというと……。

自動車メーカーの業績は、株価を左右するから、
それを知りたい人たちが読む、某メディア系で多く使われる表現のようだけど。

自動車メーカーは「被害軽減ブレーキ」と呼ぶことが多い。
自動でなんでもやってくれるわけじゃなく、被害が多少、軽減できますよって感じだ。

そう。多少なのだ。
このシステムをつけると売れることがわかってから、
各メーカー、こぞって開発に拍車がかかり、ついでにコスト競争に走っている。
安くなくちゃ売れないからだ。

広く認知され、システムが多くの人に受け入れられるのは喜ばしいことだ。
だけど、安全ボケし、過大評価してもらっては困る。
安いものは、使っている電波の関係で歩行者や自転車は認知しないし、
ついでに、飛ぶ距離が短い電波は、ちょい手前の物体しかキャッチできず、
つまり、時速30km以下でしかちゃんと動かない。

要するに、「自動」で効いてくれるのは、ごく低速の範囲でしかないってこと。
そして、歩行者には突っ込みますよ、ということだ。
でも、いちばん怖いのは、自動車メーカーがコストダウンにやっきになっていること。
必要な安全基準を下げて、なんでもかんでも、売ればいい戦略って、どうよ?

メーカーにも、技術者にも言い分はあるでしょうよ。
少しでも事故が減るならば、多くの人に使っていただきたい、と。
それは、わかる。
私も、そう思う。

だからさらに思う。ユーザーは、ちゃんと勉強しよう。
販売トークをみっちり練習したディーラーマンに、言いくるめられないように。
その機能は、どこまで自分のニーズに応えてくれるのか。
本当に、自分が必要なものは、なんなのか。
安全ボケしている場合じゃない。
クルマは、免許があって始めて扱えるもの。
ユーザーには、正しく選び、使用する義務がある

強いひと

オリンピックのメダリストは、4年に1度のその日その時に合わせて、ピークをもっていく。
これはこれで、気の遠くなるような体力と精神力が必要。
そして、それと正反対なのが、特別救助隊員。
いつでも、どこでも。
静から動へ、超瞬発力でもってピークを120%に上げてしまう。
そのためには、どのくらいの訓練と、
その訓練を続けるための精神力が必要なんだろう。

「やろう」と思っても、その思いはどんどんうすれてしまうもの。
目標に対する価値が下がったり。
やらない言い訳を探してしまったり。
いつもいつも、そんなことの繰り返しの自分が、
本当にいやんなっちゃうなあと思いつつ、某アスリート集団の活動現場へ。

ああ。

やっぱり、この人たちは、すごい。

まっすぐでまっすぐで、自分に勝つ人たち。
だから応援団やファンがいるんだなって、改めて思います。
こんな間近で、特等席で、声までかけさせてもらって。
光栄すぎる……気合、入れていただきました。ありがとうございます!

しかし!
なんだよ、K! 約束ちがうじゃんか!

と、ここでこっそり書いてみる。

131106

おみやげにいただいた、ままどおる。おいしいですー。ごちそうさまです!

終了後は、国際交通安全学会の研究会へ。
肉体派から、一気に頭脳集団の中に放り込まれ、四苦八苦。
まだまだ修行が足りません。

学会の宿題

おこもりがつづいているせいか、機嫌が悪い。
そして、些細なことで腹を立てる自分が小さいとも思う。

でも、反応しなくなっても、終わりだ。

問題は、反応したあとに、どういう行動をとるかなんだけど。
うう、我慢なんねえ! と、
すぐに殴りこみにいく自分が情けない。
三日くらいじっとしていれば、怒りも収まるというもんだろうよ、私!

本日は、そんな自分を反省し、
ココロを入れ替えて、国際交通安全学会の研究会へ。

131023

「学会のお弁当は、豪華ですよ。金色!」と、
写真を撮っているとき、となりから囃し立てるのはやめてください、K先生w!

反省しているもんだから、やる気もかき集めており、
これまで呑気に参加していた分を取り戻すべく、
ひとり、どっちゃり宿題をいただいて帰ってまいりました。

メディアとは、日本語でいうと「媒体」。
研究者と、ユーザーのあいだをとりもつ、橋渡し役。
がんばらせていただきます!

学会

国際交通安全学会の勉強会へ。
今日のお弁当は、「今半」です!

131008

いやいや、伝えるべきは、そこじゃないだろう、私!

愛媛大学のT教授をはじめ、諸先生がたと勉強させていただいている、
「睡眠時無呼吸症候群が引き起こす交通事故」。
先日来、いくつかシンポジウムをさせていただきましたが、
それが小冊子にまとまりました。

興味のある方は、電子版もあります。こちらからどうぞ! →こちらをクリック!

高齢化社会が引き起こす、「デッドマン」問題。
運転中になにかしらが原因で意識を失ったドライバーが起こす事故を、
どうやって防いでいくか。

クルマ側の技術で対応できることもあるけれど、
ドライバーの健康管理も、ひっじょーに重要なわけです。
健康って大切……しみじみ。