自動運転の「いま」

内閣府SIP自動走行システムの推進委員をさせていただいて4年目。
何度も耳にするのは、
「いまある情報は3カ月先には古くて使い物にならない」

すごい勢いで動いています。
雑誌の弱さは、ページ数に限りがあること。
書籍の弱さは、すぐに古くなる情報は扱えないということ。

ならば、ムック本です。
国際自動車ジャーナリスト 清水和夫さん責任編集。
私もほんの少しだけお手伝いさせていただきました。

s-DSCN1387
技術、責任問題、各メーカー、AIなど、必要な情報がぎっしり。

いま、読まないと、すぐにこの情報も古くなります。
ぜひ、いま、どうぞ!

Jtown

本日は、日本自動車研究所(JARI)に建設された、
Jtownこと、自動運転評価拠点の取材です。

s-DSCN1041
つくばエクスプレス、初めて乗りました。
駅を降りると、こんな標識が。つくばっぽいなー。

s-DSCN1048
こちらは、西日が当たって標識が見えない状況を作る設備。
べっかり光って、まったく標識が見えません!


こういうのを見ていると、クルマでなんとかするよりも、
標識の形状を変えたほうが早くね? って思うんですけれど。
自動運転は、クルマだけの進化ではなく、
道や都市や、そのほかあらゆるものを巻き込んで進化せねばです。

このほか、降雨、霧、V2X(クルマ to もの、のことね)、
自由に車線が変えられるスペースなど。
車線、どんな最新技術なのかと思ったら、
白い帯をガムテで貼り付けてありましたー。
でも、いちばん確実でコストも安い。柔軟な対応もできベストな選択だと思います!

終了後はダッシュで都内にもどり、内閣府会議x2。
脳みそ、売り切れです。

会議&打ち合わせ

午前、午後と会議、
のち、打ち合わせ、打ち合わせ、
のち、夜の情報交換会。

s-DSCN1035
内閣府、首相官邸を見下ろす位置に立つビル。
ながめ、よさそう。いいなー。

おこもりから一転、ものすごい人数の方々にかこまれ、
ものすごい情報量のシャワー状態。
昨日までと脳のちがうところを使った気がしますー。

そしてSIP-adus

昨日、民法刑法でアタマから煙を出したあとは、
内閣府SIP-adus。自動走行システムの会議です。

s-DSCN1005
今日も快晴。内閣府のそばに建てているビルもだいぶできてきました。

ぐはー。
脳みそ、ショートしそうです。

経産省&国交省シンポジウム

午前中に講談社によった午後は、
経産省と国交省が主催する、
「自動走行の民事上の責任、および、社会受容性に関する研究」
シンポジウムです。

s-DSCN1000
話題のテーマだけに、満席です。
早めに行って、前のほうの席とれてよかったー(PPTが見えにくいもんで)。

刑法=私と社会=懲役など
民法=私とあなた=賠償金

自動運転のクルマが事故を起こしたら責任はだれにある?
刑法でさばくと、自分に都合の悪いことは証言しなくていい、というルールのため、
本当の事故原因が見えてこない。
では、刑法なしで、民法だけでさばく?
でも、お金で解決できちゃうなら、保険でカバーできるから、
事故の原因となる無謀な使い方や整備不良などに対する
抑止力がなくなっちゃう。

んじゃやっぱり刑法?
でも、それだと製造物責任が問われた場合、
技術者が逮捕されて収監される。
だったら開発は遅れるし、そもそも技術者のなり手だっていなくなる。

むううー。
むずかしい。
クルマに関するいまの法律は、昭和40年代に作られたもの(らしい)。
でも、そのころ自動運転なんて概念すらなかったわけだから、
ツギハギのように運用するのに無理があるのかも。

新しい時代には、新しい法律。
いま、ロースクールに通うみなさん、ぜひ、発言を!

警察庁自動運転会議

本日は、警察庁の会議。
「自動運転の段階的実現に向けた、調査検討委員会」です。

公道でテストしようにも、道交法がある。
ゆえに、それを整備して、道交法が開発の妨げにならないようにしようというもの。
でも、知れば知るほど、やればやるほど、
どんな技術がどんな交通社会を作るかわからないのに、
道交法なんて整備できないよなーと。
ついでに、日本は車両基準の許認可制なので(アメリカは勝手に作ります)
国交省は基準も作れまいよなーと。

車両基準~道交法~開発は、ぐるぐると情報共有しながら、
少しずつ、発展させなければと感じる次第。

でも、日本は世界的に見て、
いちばん、開発しやすい環境にあると思います。
「いやー、国交省がさー」とか「警察がうるさくて」という
メーカー技術者の言い訳は、
単に自分たちの技術力のなさを嘆いているだけ。
と、このところの私は思っておりますです、はい。

第三回市民ダイアログ

内閣府SIP自動走行システム、
第三回市民ダイアログです。

s-DSCN0982
前回とおなじ会場。カフェテリア的雰囲気で、話しやすい=私だけ?

今回は、「ドライバーの権利と責任」をテーマに、
弁護士さん、弁護士の卵さん、事業者さんにお集まりいただきました。
刑法、民法、製造物責任……むつかしい単語が飛び交うけれど、
これが整備されないと、メーカーは怖くてクルマを作れないし、
ユーザーも使えません。

技術的なことよりも、法的整備のほうが課題として大きい。
なによりも、なんども話し合いを重ねて、意見を交換することが大切。

みなさん、ありがとうございました!
またぜひ!