表紙撮影

8月に、講談社青い鳥文庫サマから、ノンフィクションを出させていただきます。
テーマ&タイトルは、6月中旬以降に「青い鳥文庫」のサイトに出てから、お知らせいたします。

で。今日はその表紙撮影。
私が敬愛してやまないカメラマンのT氏が、またしてもすご技を駆使して撮影対応!
なのですが、残念なことに私、別件取材でその雄姿を拝見することができませんでー。

どんな表紙になるのか、わくわくで待つことにします!

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こちらが送られてきたゲラ。ここまでくると、あと一息という感じ。でもここからが長い!

ゲラを読むのは、半分わくわく、半分、照れくさい感じ。
ノンフィクションといえども、自分の気持ちや本音を、胸の奥底から掻き出すようにして書くので、
まるで自分のひとり語りを、まじまじと見つめながら聞く気分になるのです。ひょえ~。

古いおうち

私の仕事をするうえで、財産は「人」なのだと思う。
フリーという立場は、収入も不安定だし、ケガや病気や不況や人間関係に左右されるけれど、
それでも20年のあいだ、そんな不安を微塵も感じずに過ごしてこられたのは、
私が出会った本当に多くの、フトコロの深い、
本物の仕事師(敢えてそう呼びたい)の、みなさんのおかげだと思っています。

今日もそんな一人に、パワーランチをごいっしょさせていただきまして。
私よりもずっと年下なのだけれど、一番じゃないと意味がないと言いきる人。
いいなあ、前向き。
私の弱点も指摘してもらい、今日からまた、がんばりますー。

午後は、築50年のおうちを堪能している、切れ味抜群の文章を書かれるO嬢のお宅で開かれている、
「こひきだし展」へ。
初めておじゃまさせてもらう古い家は、都内にあった祖父母の家によく似ていて、
子供のころは、ものすごく広く感じたけれど、やっぱりこのくらいのサイズだったんだなあと、しみじみ。

家族の生活を見続けてきた、こうした古い建物にふれると、
心の奥の奥の奥ーのほうにある、忘れちゃいけない大切な思いが揺り動かされる気分。
その「思い」がなになのかは、よくわからないのだけれど。

即決

昨日、取材に行くのに、赤ペンを忘れました
(ジツはノートも忘れた……。ななつ道具忘れて、なにやってんだ、私……。)

なので、コンビニで調達しました。

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赤ペン、1秒で即決。

これが、先日、20分も悩んで買ったペンの、4分の1の値段にして、超書きやすい……。
人生、そんなもんっす。

ぷちっ。

タイトルは、私の緊張感が切れている音です。
本当は、まだまだ、書いたりブラッシュアップしなければいけない原稿がたくさんあるのですが、
どうも、すっかり、年末モードに入ってしまい。

そんななか、朝から来客があったり、午後には人に会いにいったりして、
人生の勉強をさせていただきました。

今年も最後の最後まで、ほんとに多くの人に出会い、
助けていただいているような。
人間、ひとりじゃ生きていけません。

今年もあと二日。そして原稿は進みません。とほほー。