人生の無駄

人生は短いと思う。
だから無駄な時間はすごくもったいないと思う。
人によって「無駄」の定義は違うけれど、せっかちなアタシの場合は、
物を探す時間と、迷う時間。

モノをなくして、「あれどこだっけ!」って時間は、すごく無駄だと思う。
そして、どっちにしようかと迷うことも。
迷う=どちらもそれなりにいい、ということは、
結局、どっちを選んでもそこそこ満足できる、というのがアタシの結論なのだ。

ちなみに、いままで渋滞は、無駄な時間には入れてこなかった。
渋滞をさけられる仕事じゃないから、有効活用すべく思考回路が動いていたのかも。

だけど。
東北自動車道の被災者無料化で、料金所の大渋滞って、なんだそれ?
ついでに、被災証明書をもらうにも長蛇の列って、そんなことやったら当然じゃん。
この大切な時期の大切な時間を、こんなに多くの人たちのそれを、
こんなに無駄にして、なにやっているんだか、国交省&東日本高速道路。
その人たちの待ち時間を活動時間にして換算したら、
ぜんぶ無料で通したほうが、経済的にいいんじゃなくて?
ついでに、料金所の人の人件費とか、被災証明書発行の書類や人件費や、
そういうのって考えているのかしらん。

少なくとも「観光地に来てくれるだけで、ありがたい支援です!」と言っている、
東北地方の観光地の人たちにしてみれば、
一般のクルマだって、がんがん通してくれたほうが、いいだろうに。

財源確保もわかるよ。
でも、それが、いま、この東北の被災地につながっているこの道で必要なのか?
せめて一ヶ月だけでも無料にして、人や物資をスムーズに移動させるほうが、
アタシはいいと思います。

本日は、ラジオの収録でインターFMのスタジオへ。
帰宅後、たまりにたまった原稿書き。

Cクラス

小田原で試乗会。本日はメルセデスベンツ・Cクラスです。

どんどん存在感を増すCクラス。いまの日本にはこの大きさがちょうどよかったりして。

ちなみに小田原周辺でも「節電のために街路灯を消しています」の表示が。
だからー。
なんのための街路灯なのか、よく考えていただきたい。
街路灯とはそもそも、安全のためにあるのではなかったのか? 
「安全だと判断して消しています」というのなら、
最初から税金投入して作る意味、ないじゃん。
ピークタイムに関係ないところで、安全を軽視しての「節電」には、反対します!
事故が起きてからじゃ遅いと思うんですけれど、どうでしょう、国交省横浜国道事務所小田原出張所?

左折巻き込み

あれは私が、8歳のときのこと。
欲しくて欲しくてしかたがなかった、自転車を買ってもらったときのこと。

「大通りから向こうへは、行ってはいけません!」
そう、母と約束したものの、そんな約束なんて子どもの好奇心の前には、ないも同然。
バレるわけないしー。
そう思って、数日後、初・大通り越えに挑戦!
大通りの信号は青。
横断歩道をわたる歩行者といっしょに、自転車に乗ってわたりはじめたときのこと。

かつん。

右ひじに硬いものが当たり自転車ごとよろけ、左足をついて見上げると、
そこには、緑色のダンプカーが、壁のようにあったのでした。
どうやらあとで聞くと、ダンプの助手席に座っていた人が気づき、
急ブレーキに至った、ということでした。

「大丈夫っ!?」
いきなり大人たちに取り囲まれ、戸惑う私。
いやー、大丈夫って言われてもー。
子どもなので、おまわりさんまで来ちゃう、事態の深刻さが理解できず、
それよりも、母親にバレる……そのほうが、心配だったわけで、
とっととその場から逃げ去りました。
でも、案の定、一部始終を見ていた近所のおばちゃんにちくられ、
親からはこっぴどく怒られましたが。

だけどあの事故は、どうすれば防げたんだろう。
(親の言いつけを守れ、というのは、反抗心いっぱいの私のような子どもには無理です!)
いつも思うのは、交差点ではクルマと人の動線がクロスする怖さ。
スクランブル交差点にして、歩行者とクルマを分けるのが一番なのだけれど。

少なくとも、横断歩道は「歩道」なのだ。
右左折するクルマは、その「歩道」の上を走らせていただいているのだ。
その意識が低すぎるんだと思う。

子どもたちに、「青信号だからといって、油断はするな」。
そう教えることも大切だと思う。
でも、ドライバーは免許制度のある資格保持者。
子どもの動きを制限する前に、ドライバーがやるべきことは多いということを、改めて考えたい。

本日も朝から気持ちよく取材。
おこもりで減りつつある骨密度を、一気にとりもどせそうな、健康的な一日。

ZCJ

モータージャーナリストの清水和夫さんたちが立ち上げた、交通安全問題を考えるチーム、
Zero Crash Japan。
こちらに加わり、一緒に活動させていただくことになりました。
本日は、そのひとつ「住宅地における通過交通を考える」ということで、
実際に、通過交通により住民の安全な暮らしが脅かされている「闇坂(くらやみざか)」の現地視察へ。

制限速度は時速20キロ。車幅は4メートルに満たないというのに、
すんごい速度で通り抜けていくクルマたち。完全なる「抜け道状態」なわけです。
外から見たら「こうしてみたら?」という案はいくつも浮かぶけれど、
実際に住んでいる人たちにしてみると、
周辺住民の方々への利害や影響などもあり、そう簡単にはいかないらしく。

こういう問題は難しいと、しみじみ。
でも、現場にこそ事実あり。こういう「足を運ぶ」「現地の声を聞く」ということをやらないと、
なにも見えてこないと、改めて感じたりしています。