電子書籍

二玄社の「NAVI」が休刊になり、
わずか二ヶ月で編集長を辞めることになったS氏が、
思いのたけをぶつけて作った、電子雑誌「バニョール」。詳しくは、→こちらをクリック!

おおっ! っと思ってみたけれど、i-Pad専用って……ダメじゃん。
普通のPCでも買えるように、ぜひ、していただきたいです!

そんなこんなするうちに、村上龍さんが、電子書籍化を始めたというニュース。
表紙の絵が動いたり=すてき~、
読み進めるうちに、BGMが流れたり=すてき~、
読了後も保管場所に困らなかったり=すてき~、
文字サイズが大きくできたりと=すてき~=高齢者や、弱視の方にはもってこい!
かなり可能性が大きかったりして。
紙代や流通手数料を減らすことができ、著者にとっては、印税率が高く設定できるのも魅力なのだ。

だけど。

それはやはり、龍さんのように完成した作家サマだからできること。
私の例をとって言えば、本のコンセプトからはじまり、
細かい表現や、どこをどう膨らませるか、など、編集者サマなしでは、まったくもって無力の書き手。
さらに、文字や日本語の間違い、表現のあいまいさ、時代考証や数の指摘など、
校閲軍団のすっばらしい仕事がなければ、怖くてとても表に出せない草稿しか書けないとあれば、
出版社をパスしての電子書籍というのは、うーむ、ありえませんなあ。
まあ、編集業務付きの電子書籍ってのは、アリなんでしょうけれど。

しかし。

読み手として考えるに、私が読む場所は、電車の中かお風呂の中。
それって、i-Padじゃ……ダメなんでは?
i-Padを電車に持ち込んでの読書にトライした友人によると、
混んだ電車の中ではヒンシュク至極。さらには女性の腕では、重くてどうにもならなかったと。
もーっと薄型になって、二つ折り機能がついて、防水機能がついたら、考えてもいいなあ。

終日、原稿書き。