For MIYAZAKI

朝のフライトで宮崎へ。
宮崎大学医学部附属病院、救命救急センターへ!

宮崎ドクターヘリ導入記念シンポジウムです。

だって、4年前にK先生と約束したんですよ。
宮崎にヘリが飛ぶときは、行きますからって。
でも、そのときは正直なところ、そんな日なんてくるのかなあって思っていました。
だけど「人がいない、お金がない、時間がない」ってのは、
本当に理由にならないんだなあと実感です。
K先生自身、このシンポの壇上で「8年前に思いを行動に移したときは、
まさかこんな日がくるとは思ってもいなかった」って言っていましたっけ。
だけど、宮崎県は本気です!

ドクヘリを導入するのはいいけれど、でも、どうすれば活用できるか。
ヘリを呼ぶ救急隊をどう教育するか。そして患者を受け入れる病院の体制をどうつくるか。
宮崎は徹底的にそれにこだわり、
なんと県は予算をつけて、消防隊員や救急隊員を、千葉の消防に研修に行かせるほど。
シンポの会場は、始まる前に、
「オレも北総に行ったんだけどさー」「あ、オレんとこも」
そんな声があちこちから聞こえてきて、やったるでーな雰囲気まんまんです。

そして病院。
こちら、宮崎大学のヘリポート。なんと格納庫まで!

For MIYAZAKI。宮崎のために。
格納庫のシャッターに書かれたこの言葉とドクヘリのマークは、
救命救急センターのウエア全員の背中についています。超かっこいい~。感涙ものです。

病院自体も救命救急センターをリフォームし、
それはそれは、使いやすい真新しい施設に大変身!
いままでは、広いエリアでばらばらだった患者搬送ですが、
でも、ドクヘリが配備されたことにより三次の患者を、宮崎大病院が一手に引き受け、
それにより、まわりの病院は二次~一次に集中できるというわけ。
これぞ正しい、救命救急システムのありかた。

K先生の熱意が中心にあったことはもちろんですが、
でもそれを受け止めた病院、県、市、消防&救急、周囲の病院、市町村……。
何百という人数の人たちが、常識や既存概念をとっぱらって、
「宮崎の救急をつくっていくのだ」と動いている。ものすごいエネルギーを感じました。

導入することは、ゴールではなく、本当にこれがスタートライン。
みなさんの活躍と、空の安全をお祈りします!