サイト上で表紙を見ただけではわかりにくくて、すみません!
2012年に出版した単行本(硬い表紙の本)「青い鳥文庫ができるまで」を、
青い鳥文庫にしていただきました。
二冊は、サイズがちがい、ゆえに価格もちがいます。
単行本を青い鳥文庫版にするときは、基本的に同じ表紙を使います。
同じ本を二冊、買ってしまわないようにする、編集部の配慮からです。
ただ、その場合、青い鳥文庫特有の青いワクがつくため、
単行本と文庫本をすぐに見分けることができるのがふつうです。
しかし!
2012年に単行本で「青い鳥文庫ができるまで」を作ったとき、
イラストで青い鳥文庫みたいなワクを描いたら面白いかも~!
と、関係者一同で盛り上がり、結果、そうしたため、
今回、青い鳥文庫に入れてもらうにあたり、
サイトで見ると、どっちがどっちなんだかわからない状態になり……。
ほんとに、わかりにくくて、ごめんなさい!
3年後のことなんて、人間、考えないものです。
ええっと、違いはですね。
↑
こちらが2013年に出版した単行本。
イラストで作ってもらった青い枠の上の部分に「AOITORI BUNKO」とあります。
作者の部分も、「作・岩貞るみこ」となっています。
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こちらが、2015年に文庫化されたもの。
青い枠の上の部分は、青い鳥文庫の正式な「講談社 青い鳥文庫」とあり、
作者の部分も、「岩貞るみこ/作」となっています。
内容は、ほとんど同じなのです。
が!
改めて、校正作業をさせていただいて、
まちがいを新たに見つけてしまった部分や(!)、
こう書いたほうが、よりわかりやすいかも?
修正してあります。
電子書籍が勢いを増していますが、
紙の本を作り、読者に届けようと努力する人たちが、
いかに「本」を愛しているかを、この本を通じて感じていただければ幸いです。