飛ぶようにすぎる週末、そして半年終了

おかしい。
まったくもって、浦島花子である。
私の週末は、どこへ行ったんだろう。

今年の一冊めを週末にリリースし、
二冊目も、原稿は手を離れ、
来年に向けて一冊目の取材と現段階のまとめと、
二冊目のプロット作りをしなければいけないというのに、
細かな家仕事と、雑務と、短いクルマの原稿を書いているうちに、
どんどん時間が過ぎていく。
やばい。

そして、今年も半分終了の本日は、某誌の座談会へ。
どこでどう突っ込んでいいのか、
タイミングがとれず、あわあわな状況に。
すいません~。
あとは、なんとかまとめてください!=やり逃げ。

AACN研究会

本日は、AACN研究会です。

日本では「ヘルプネット」が有名なACN(事故自動通報システム)。
欧州では2015年10月から法制化が決まり(ただし、諸事情で遅れそうとの情報も?)
日本の対応が問われ始めているところ。

AACN研究会は、ACNの前に、さらにアドバンスドのAが着く。
ACNをさらに進化させ、事故と同時に車内乗員の受傷度を知り、
同時に医師を現地に行かせることで、死者数削減できるシステムを構築中。

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チームJAPAN。ここでも、メーカーや各省庁、研究者、関係各社の枠を超えて、
死者削減へと取り組み中。

私のような文系児童脳は、数字の羅列に「?」が飛び交うばかりですが。
でも、死者数1000人減らすと言っても、
積み重なる数字のひとつひとつには、
名前があり、家族がいて、友人がいる。

大海の一滴、費用対効果の限界等々、いろいろ言われるけれど、
やってみなくちゃわからない。
そして正しい道を進んでいると信じているし。
荒野につくる獣道は、必ずや大動脈になると信じています。

新刊のお知らせ

本日26日、新刊が発売になりました。

講談社「世の中への扉」シリーズ
「わたしたちは、いのちの守人」

世の中への扉シリーズは、小中学生に、さまざまな職業や
世界で起きていることなどを紹介していくシリーズです。
ご購入はこちらから! →こちらをクリック!

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女の子のなりたい職業として人気の「看護師さん」を取材させていただきました。
表紙は、静岡こども病院のK看護師さんです!

日本医科大学千葉北総病院の、フライトナース、
静岡こども病院の、がん化学療法の認定看護師、
名古屋市立西部医療センターの、助産師(もちろん看護師でもあります)。

同じ看護師でも、仕事の内容はまったく異なり、
それぞれの世界で命と向き合う姿が素敵です。

今回はシリーズのなかの一冊ということで、
文体も、統一感を最優先に書かせていただいたので、
イワサダ節は封印です(そこはちょっと消化不良)。
でも、こどもたちにはきっと読みやすいはず!

障子を開けよ、外は広い

本日は、昨日のトラウマラリーのシナリオ解説を聞きに、
日本外傷学会の総会会場へ!

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以前、何度か交通外傷のヒントを探りに聞きにいったものの、
あまりにも専門用語が飛び交い、早々に離脱した外傷学会ですー。

昨日の5つのシナリオを、作ったベテランドクターたちが解説です。
これが、ものすごくわかりやすい!
ポイントがどこで、チームの多くがどういう動きをして間違えたか、
どうすればよかったのかを、理路整然と教えてくれます。
パワポは昨日の写真あり、動画あり。
ということは、ベテランドクターたちは、終了後~今朝早朝、これを作ったわけで。
すごい熱意が伝わります!

救命救急は、経験という引き出しをいくつもてるか。
メディカルラリーでは思いっきり間違えられる環境を、
こんなに多くの人たちが作ってくれる。
すごく幸せなことだと思います。
今回、成績がふるわなかったチームも、
たくさん間違え、自分たちがどのレベルなのかを知るだけでも
得るものは、すごくあったかと。

障子を開けよ、外は広い。

トヨタの創設者、豊田喜一郎さんがお父様から言われた台詞。
今回、参加した意志ある若きドクターたちに贈ります!

そして、あれ? 結果は?
優勝は……ないしょ!