千葉エマルゴ

明日は、どっちだ? こっちだ!
本日は、千葉大学病院で開催された、千葉エマルゴ・トレーニングへ!
*エマルゴトレーニングは、救急・災害医療の机上シミュレーションです。
机上とはいえ、座ってやるのではなく、教室内を動き回ります。

スウェーデンで開発された、この訓練。
インストラクターの資格を持つ、
日本医科大学千葉北総病院の本村友一先生の指揮、
そして、スタッフの入念な準備のもと、スタートです。

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最初に本村先生から、「大運動会ですから、楽しんでください」との言葉。
不適切ですか? いいえ、楽しまないと覚えないし、次もやろうって気になりませんから。

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事故現場です。机上訓練ですから、事故もホワイトボード上に。
スタッフ渾身の「規制線をどう張ったらいいのか、頭を使う」設定に!

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使われるのは、エマルゴ時計。一倍速~六倍速で使えます。
本日は、一倍速にて。

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119番通報が消防指令に入り、救急隊に出場要請がかかります。
が、救急車のいる場所により現場到着時間がちがうため、それまで待機の救急隊員のみなさん。

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現場に到着した指揮隊が本部テントをつくり、情報収集と指揮を行います。
東京消防庁とは、指揮隊の役割分担がちがうんですね。大隊長、やること多くて大変そう。

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指揮テントでは、到着した救急車を管理中。現場到着時間、患者をどこに運んだかなど。
ピストン搬送したくても、病院にいってもどってくる間は動けないことを確認します。

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バスと乗用車横転という設定ゆえ、特別救助隊も出場。
でも、はさまれ案件なしゆえ、指揮隊に入る救助隊員。

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負傷者は20人を超える大事故! 救急隊員がトリアージ。
そして、適切な処置をしないと状態が悪化します!
ああ、赤タグの人がどんどん!!!

*注:緑=軽症、黄色=中等症、赤=重傷、黒=死亡

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ドクターヘリも2機、要請されました。そして消防防災ヘリによる、ドクターピックアップも。
そのタイミング、要請内容が適切だったかどうかは???

そして最後は、消防による記者発表。
私、例により記者役を担当させていただきました。
質問の答えに対しては、突っ込みどころ満載。
でも、マジメにやっちゃうと攻撃しちゃうので、
最初の本村先生の言葉どおり「楽しめる」範囲、
そして、気づきがあるような内容にしたつもり……なんですけれど。
本番の記者の質問は、こんなぬるくありませんよー(ちくり)。

最近、特に思うのは、
現場で真剣に活動する人たちが、つるし上げにならないよう、
記者発表、広報対応をきちんと考えないといけないということ。
昔はある程度、情報コントロールできたけれど、
SNSが発達した今はそうではありません。

うーん、早急に対応が必要な案件が身近にちらほら……。
みなさん、お疲れさまでした!