ちゃくちゃくと

昨日は、この界隈を。

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だいぶ迷わずにいけるようになりました。
近そうで近くない霞ヶ関のビル群。とくに雨の日・涙。

そして、本日は講談社。
今冬、出来予定の原稿が、校閲さんからもどってきましたー!
ぎゃー!
いつも厳しい校閲さん。勉強になります!
そして、担当さんから、編成表も見せていただきました。
どのページに章の扉を入れて、イラストを入れて……という、
書籍も雑誌も必ずつくるもの。雑誌では「台割(だいわり)」って呼んだ記憶が……。
今回は、カラーページをはさみこむため、編成表は必須。
文章の長さも、ちょこっとだけ調整します。

編成表ってどんなもの?
興味のある人は、青い鳥文庫版「青い鳥文庫ができるまで」の、
144ページを見てね!

表紙

今冬出来の本の、プロローグとあとがき。
あとがきは、著者の「言いわけ」として唯一、自由に使えるページなので、
言いわけの多い私としては、気合の入るところです!(違)

そんなことをしていると、編集さんからメールが!
「表紙のイラストのラフが出ました!」

おお、これは……!!

編集さんの狙いどおりの、めっちゃ……な(ここ、秘密)イラストが!!

表紙ができてくると、わくわくしますー。
校正もしっかりやらねば。
しかし、あんなに完成校のときにしっかり見直したのに、
なんで校正段階で、こんなにわけわからない文章であることに気付くんだろう……。
世界の七不思議。

危険なのんびりモード

先週、ゆったりとした時間のなかで過ごしていたら、
月曜日になって、いっせいにメールがどかどかと!
自分で意識していたわけじゃないのに、
カラダはすっかりのんびりモードに順応しきっていて、
あわあわな状態。

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現在、校正まっただなか。
今冬に出す予定で進行中の次回作です。

自分が書きたい本と、まわりがのぞんでいる本は、
同じというわけじゃない。
文体を変えろと言われるのは、不本意だけど、
「イワサダさんの文体で、こんな感じで!」というリクエストは、
自分への挑戦であり、それで読者が喜んでくれるのなら、何度でも。

しかし、この本、校正しながらなんども泣いちゃって、
そんなときに宅配便がきたりするもんだから、大変なことに!

書籍「お米ができるまで」

「お米ができるまで」発売になりました!
表紙の超かわいいイラストは、あの、あの! 武田美穂先生です!
身に余る光栄……ありがとうございます!

そんな武田先生の絵に囲まれた書籍の装丁をお見せします!

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表紙カバーです。タイトルがお米のカタチになっていたり、
文字も独特のアレンジがしてあったり。

こうしたデザインは、デザイナーさんの手によるもの。
ジュン・キドコロ・デザインの城所潤先生にやっていただきました。
この文字の形がちょっと変わるだけで、印象がぐっと変わります!
(デザインの途中経過は、ちがう文字の形でした)

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帯をとると、主な登場人物がイラストでずらり。
帯にかくれていた「ツマコ」さんも、出てきます。

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こちらが背表紙。本棚に並べると、ここが見えます。
いかに目立つか! も、デザイナーさんの腕の見せどころ!

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こちらは背のカバー部分。田んぼには欠かせない、
そして本文にも出てくる、もぐらを描いていただきました!

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カバーをはがしてみます。本にまきついている部分も重要な役割を果たすスペース。
キャッチーなコピーと、取材させていただいた「ダイヒョー」と息子の「ソラくん」の写真など。

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ここが、カバーをはずした本の表紙。
スズメちゃんです。

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さらに、背表紙。ここはトンボを描いていただきました。
武田先生の絵のタッチって、ほんわりあたたかくて大好きですー。

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本の表紙を開いたところには、物語を思い描ける地図を描いていただきました。
武田先生、素敵すぎます! ありがとうございます!

このあと、カメラマンの田丸さんが撮ってくれた、すっばらしい風景写真があり、
米作りの紹介写真があり、
そして、文章へとページは進みます。

こうした「つくり」は、編集さんが中心になって考えてくれます。
文章のチェックだけでなく、「本」を形にするためのプロデューサでもあります。
ありがとうございますー。

毎回毎回、人生最高傑作!と、うなっています。
もちろん、内容もね。
ぜひ、ご一読ください!