情報中毒

土曜日、御殿場方面にて祖母の七回忌。
終了後、東名高速に入る直前の掲示板の表示は、事故渋滞7km。
さらに、乗った直後に「通行止め」。

なにー!

厚木ICで降りろとのこと。
1)厚木ICの出口で大渋滞なら、秦野中井で降りたいし。
2)事故がそんなにひどくないなら、通行止めはすぐに解除されるかもだし?
どうする、私?
スマホ時代。こういうときは、情報戦である。
判断材料をできるだけ集めて、正しい判断(最善のルート選び)をしなければ。

しかし!
あわてて、同乗の家族にネットで渋滞情報をチェックさせるも、
これがまあ、欲しい情報にたどりつけないことといったら。
御殿場ICから乗った直後から探してもらい、
渋滞がそれなりの長さだとわかったのは、
厚木ICから圏央道へと向かい、圏央厚木ICで降りてR246へ行こうとしたころ。
うーん、これでは夕方になって、今日の天気がわかるようなもの?

たしかに、うちの家族が交通情報を拾い慣れていないというのもあるけれど、
でも、欲しいときに欲しい情報が手に入らないようなサイトの作りってどうよ?
キーワード、ちゃちゃっと入れたら、ぱっと欲しい情報にたどりつけるような、
そういうユーザーサービスもすべきでは?

HPって、作ればいいというもんじゃなし。
使いこなしてもらって、初めて役に立つんだし。

私のサイトは個人の趣味ですので、こういうタスクはないということで、ひとつ!

恋、のち、友だち

好きな人への恋心がみのらなかったなら、
せめて友だちとして、笑いあいたいと願うのは、小さな乙女心?

幼いころは、そうは思いつつも、せつなすぎてたまらなくて、
「友だちとしてなんて、ありえない!」と、わんわん泣いたりしたけれど、
人生経験がありあまるくらい豊富になってくると、
精神年齢15歳の私ですら、そのあたり、上手にいなせるようになるものですよ。

ノンフィクションの取材は、
「その人のことを、もっと知りたい」と願いながら進めるため、
それは「恋」にとてもよく似ています。
実際の恋愛感情と異なることは、重々承知しているものの、
それでも、取材終了とともに、ふっと現実の世界からも、私の過ごす時間からもいなくなると、
まるで恋人がいなくなったようなさみしさに襲われることたびたび。

ああ、友だちになれたらなあ。

自分が「女」だったり、年齢に「差」があったり、
生活する地域や、時間帯がちがいすぎていたり、
障壁はいくつもあるけれど、
でも、きっとそういうのは、自分がふられて傷つきたくない言い訳にしかならないんだろうな。
とはいっても、取材終了後もこっちからアクションをおこすのは、気がひけるんだよなあ。

と、もごもごしている私に、
取材終了後も、連絡をくれるみんなに、あらためて「ありがとう」です。
ねえさんは、みんなが大好きです。

本日は、取材で果てしなくお世話になった方々にお声がけいただいての焼き肉!
しあわせですー。ありがとうございます!

来夏に向けて

雑誌の企画は、1-2ヶ月という短期決戦。
それに対して本は、1年後に向かって走る持久戦。

本日は、来年に向けての打ち合わせ。
まだ今年の夏の本も、校正が終わっていないのに、すでに次の本の企画です。
このタイミングで走りはじめないと、間に合わないわけでして。
というかですね。
今夏用の取材&原稿書きが終わったさびしさがあまりにも大きくて、
(取材最終日にだだ泣きしたのに加え、脱稿直前、PC前でめそめそ泣いていたという=ばか)
無理やり、次の仕事を入れて切り替えないと、生きていけません!

「ほんとうにあったお話」の打ち上げに伺えなかったので、
担当さんから、そのときの記念品「あしたのチョコレート」をいただきました!

このチョコを購入すると、そのうちのいくばくかが、イラクのがんのこどもたちの医療支援と、
福島のこどもたちを放射能から守る活動に使われるんだそうです。
かわいいイラスト入りのケースのなかには、ハート型のチョコレートが!
製造は、帯広の「六花亭」さんです。そりゃ、おいしいはずだわ!

そして私は、仕事環境を整えるべく、こんどはワーキングチェアをネットで衝動買い。
ネット、やばいです。

本屋大賞

私のまわりの池面たちが、最近、読んではまっている百田直樹さんが、
本屋大賞を受賞されました。
作家さんのなかには、「賞とは別の世界で書きたい」と、
明言されている方も多いとか。

たしかに、雑誌にしろ、本にしろ、誰のために書いているかっていえば、
自動車メーカーでも、編集部でもなく、本屋さんでもなく、
読者のために書いているわけで、
だとしたら、いろんなことが(いろいろね)言われる「賞」のために、
書いているわけじゃないんだよなあ、と、思ったり。

でも、雑誌はともかく、私にとっての本ってすごく孤独な作業で、
書いていて「もうだめだ……」とか「もう書けない」の連続で、
だから、昨年、某賞の候補になり、最終選考まで残ったと連絡を受けたときは、
「だれかが読んで評価してくれているんだ」
「このやりかたでいいんだ」と、感激ひとしおだったりします。

まあ、自分をとりまく周囲の動きはともかく、
私がやることは、いい取材して、いい原稿を書いて、
粛々とやるだけなんですが。
結果として、なんかオマケがついてきたら、嬉しいことだということで、はい。

そして、賞とはほど遠い位置にいる私にとって、
「これでいいんだ」と思えることがひとつ。
本日、連絡がきて、
「ハチ公物語」、20刷が決まったそうです!
ありがとうございます!

私が書いた原稿は、私の手を離れて4年になりますが、
こうして相変わらず、たくさんの方に読んでいただけるのは、
制作にあたりご尽力くださったすべての方々と、
いまなお、読者に届けるべく奮闘してくださる、出版社や書店の関係者のみなさんのおかげです。

みなさん、ありがとうございます。
不肖イワサダ、不器用一直線ですが、引き続きがんばりますです。