燃費競争

三菱自動車の燃費改ざんは、予想以上に奥が深くて、
残念で仕方がない。

だけど、国交省が行っている、超くだらなくて愚作でしかないエコカー減税も、
いい加減、改めるべきだと強く思う。
あんなくだらない制度があるから、ユーザーは振り回されるし、
ユーザーを釣るいい条件になるので、メーカーも必死になる。

その成れの果てが、こもり音と振動である。
目標値に達成させるために、ギア比をぎりぎりまでがんばるから、
30キロ~45キロあたりの、街乗りでいちばん使うあたりが、
不快なクルマが多いったらありゃしない。

いい加減にせいよと、マジで思う。

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本日は雨天で試乗させていただきました、こちら。ブーン&パッソ。
仕上がりはめっちゃいいのに……。続きは【レスポンス】にて。

6秒

放出されるアドレナリンが収まるのは、6秒なんだそうな。
脚本家の某氏は、かっとなったときに、10秒数えると落ち着くと言っていたっけ。

突撃すると玉砕するから、ワンテンポ置いてからいくこと、と、、
大好きなキャリア女性や、剣道の名士に教えてもらい、
本日の会議ではそのようにしてみたところ……。

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霞ヶ関も新緑を感じさせる今日この頃。

……。
突っ込みどころをはずしたような。
そう感じること自体が、私が突っ込みすぎているということなのかも。

水素の時代

本日、試乗したのはこちら。

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ホンダの燃料電池自動車、クラリティ。
敢えて、目立ちすぎないデザインにしたとのこと。

水素で走る燃料電池自動車。
でも、市販化されたトヨタ・ミライに対し、
こちらはまだ、リース販売です。

ええと……。
正直なところ……。
ホンダのインテリアチームは、700万円台のクルマをもっと研究したほうがいいと思います!

いくら燃料電池自動車で、リース販売で官公庁メインといっても、これでは……。
異論反論があるなら受けて立つ!(当事者に限る!)

BAD NEWS FIRST

悪いニュースこそ、早く伝える。
企業運営で、よく使われる言葉。
部下は、常にこれを心がけよと言われる。

でも、この言葉のもうひとつの意味。
っつか、こちらがほんとうの意味だと思うけれど、
「部下が悪いニュースを伝えやすい環境をととのえる」
そう、上司に求められる役割のこと。

三菱自動車の、データ改ざん。

自動車業界にいる人間として、悔しくて仕方がない。
リコール隠しで、反省したはずじゃなかったのか。
企業体質を変えると、約束したはずじゃなかったのか。
ユーザーはもちろん、従業員の多くも裏切られた思いのはずだ。

データを変えてまで、やらなくてはいけないことってなんなんだろう。
指示しなければならない環境を作ったのは、だれなのか。

日本の自動車産業全体の信頼をなくすような行為の罪は重いと思う。