生身のスーパーマン

本日、芝消防署の、特別救助隊消防活動技術効果確認にうかがわせていただきました。
しゅたっ!←勝手に私が敬礼する音。

2

個人情報保護のため、お顔は隠します。
前列一番左が、大隊長。オレンジ左から、特別救助隊隊長、一番員、二番員、三番員、機関員の方々。
私の大好きな、大変お世話になった二部のみなさんです。

東京オリンピックも決まり、建設ラッシュが加速するなか、
高層ビル建設現場での事故を想定した活動です。
芝署がもつ、40m級のはしご車でも、届かないところに、
要救助者二名! ひとりは墜落です!

現場の状況を把握した隊長からの指示で、要救助者のもとへ走る&資器材を準備する隊員たち。
そして、隊長&一番員は、ひとりめの要救助者に接触。
救助開始!

3

壁にへばりつくようにいる要救助者。
安全に下に降ろすべく、作業中です。でもって、どのくらい高所かというと……。

4

おお! 

5

おおおー! 

先に一番員がロープで降りたのち、
要救助者を、しゅるるーっと降ろしていきます。早い!
早すぎて、写真、見切れています!
怪我のほとんどない要救助者ゆえに、赤ちゃんだっこのような感じでつるされ、
一気に下へ。
ちなみに、一番員がいる場所は、五階屋上。ここでもまだ高い!
そして、この屋上に、転落した要救助者が一名!
脊椎損傷している可能性があるため、赤ちゃんだっこではおろせません。
ゆえに……。

7

下では機関員が、すかさず、スクープストレッチャーを準備!

*スクープストレッチャーは、担架のひとつですが、
人を載せる部分が真ん中からタテにかぱっと割れて、
人の両側からすくう(スクープ)ように載せられます。
=負傷者へのダメージを最小限にしながら載せることができます。

これを屋上まで引き上げ、要救助者を載せ、
さらに、ロープでつるしても落ちないように、専用の布製の担架でくるみます。
これで、ちょっとやそっとではこぼれおちません。

9

いよいよ、おろしていきます。作業中の隊長と一番員。
担架が水平、でも、ちょっとだけアタマの部分が高くなるように
設定してあります。

10

ロープをゆるめると、水平になった担架がするすると下降。
「ロープ、ゆるめー! ゆるめー!」の声が響きます!

ちなみに、下にいる二番員がゆるめると、担架が下降。
担架があらぬ方向にいっちゃわないように、
担架から伸びた青いロープを機関員がひっぱり、着地点まで誘導します。
(写真拡大すると、青いロープがひっぱられているのがわかります!)
では、この下降用ロープの支点はどこかっていうと、写真の矢印のところ。
じゃ、この支点ってどっからぶらさげてあるのかというと、
さいしょに、隊長と一番員がいたビルのてっぺんのところです。

11

この位置には、三番員がいます。
高低差のある現場ですが、五人の隊員が無駄なく動きまわります。

そして、あっという間に二名、救助完了です!

さっすが特別救助隊。
でも、ですね。
映画のなかのスーパーマンは、生まれたときから特殊能力を身につけていますが、
ここで活動する人たちは、「生身の人間」です。
安全確認をおろそかにすれば、転落&大怪我はまぬがれません。
(実際、私、はらはらして、昼に食べたカレーが消化不良で大変なことに)
毎日の努力と、日々の訓練があってこその、この成果なのだと思います。

昨年、密着で取材させてもらってわかったことは、
さいしょから、なんでもできる人なんていなくて、
怒られたり叱られたり、でも、毎日こつこつ積み重ねての今があるということ。
一番員さんなんて、消防学校時代は、懸垂10回もできなかったというから、
大人になっても努力すれば、その時間はちゃんと応えてくれるというのがわかります。

私もまだまだ成長できるかな。
っつか、しなくちゃね。

ベランダクリーナー

世の中が、宮崎駿監督の引退を惜しみ、
オリンピックの東京開催に沸き立ち、
半沢直樹の10倍返しに酔いしれているこの週末、

私、ひとり切々とPCに向かっております。
だって、週明けにニンジンがぶらさがっているので、
ここでスパートかけなくっちゃ。

そんななか、もうひとつのトライアルがこちら。
あまりの洗車キライと、
築10年を越え、北向きが災いしてコケだらけになった車庫をなんとかすべく、
ゲットした、ケルヒャー・ベランダクリーナー

実は、ご近所さんも黄色いケルヒャーをひとつお持ちで、いいなあと思っていたのですよ。
しかし、圧縮する音が……と思っていたところ、
こちらは「静粛性が増して、マンションのベランダでも使えまっせ」といううたい文句。
しかも、圧縮ノズルが2パターンあって、洗車~窓まで洗えるって、すってき~!

130907

カタログには女性がすいすいやっているようなんですが、
本体10kg越え。正直、ちょっと重いです。まあ、持ちながらは使わないけれど。

そして、やってみました。プッシュ~っ!と。

130908

なななんと、我が家のコケむしたコンクリート&タイル部分が、一発でこんなにきれいに!
らくっちょです! 文字も書けそう。

電源どこからとるのか、とか、水はバケツからも使えるけれど、ちょっと面倒とか、
なんたって重いとか、置き場所どうすんのとか、
ひとそれぞれに、悩み&問題はあるんでしょうが、
いちど気合いれて組み立ててしまえば、あとは、面白いように汚れがとれます。
しかも静かだし=これには個人差があるけれど、昼間ならあまり恐縮せずに使えるレベル。

ただ、ワタクシ、夕方始めたもんで、組み立てでエネルギーを使い果たし、
タイルに模様を書き、車道と歩道のつなぎめのブロックをふたつ、
びっかびかに洗いあげたところで力尽きました。
=クルマ、洗っていないじゃん! 

クルマの洗車状況については、また後日。

また、いつか。

今日という日は、一生にいちどしかない。
私がそれに気付いたのは、小学二年生の夏でした。
「あれ? 小学二年生の夏休みの今日って、来年とはちがうんだ。」
絵日記に日付を入れながら、気付いたときは、ショックでした。

この人には、もう二度と会えないかもしれない。
私がそれを実感したのは、30歳を越えてからでした。
イタリアに住んでいたとき、たくさんの友人ができたけれど、
日本に帰ったら、もうこの人たちには会えない。
こうして、いっしょに食事して笑いあえることはもうないんだ。
それに気付いたときは、これまたものすごくショックでした。

楽しい時間を過ごせば過ごしただけ、
「二度と会えないかも……」という焦燥感が心のどこかに宿ります。
だから、毎回、めいっぱい……とできるほど集中力も体力もないけれど、
それでも、これで悔いはない! と思えるようにしたいとは思います。

今夜は、次のステップへと踏み出す、古い友人の壮行会。
変わらない笑顔で、彼女はこれからどんな人生を作っていくのだろう。
もう二度と、会えないかもしれない0嬢に、心から「ありがとう」です。

そして!
今日の午前の部に予定されていた、私の「ニンジン」は来週へと延期になりまして、
しつこく「出席!」と、手をあげております。
ええ、ええ。相手のある仕事はどうにもなりませんが、
原稿書きなどの自己完結型仕事は、いくらでも調整しますですよ!
だって、二度と会えないかもしれないんだもん。
よろしくお願いいたします!

鬼、大笑い

来年の話をすると鬼が笑うというけれど、
来年の夏に出版するとなると、
原稿は3月には仕上げなければならず、
ラフな草稿は2月にはいるわけで、
ということは、取材は、「今」でしょ。

本日は、来年、2冊出そうと目論む私の、無謀なる計画を後押ししてくれる、
強力な編集さんたちと打ち合わせ。
というつもりが、ついつい口がすべって、
3冊にしようかという話もあり。大丈夫か、私???

130904

原稿を書くときの、私のPCの設定です。
こちらは「東京消防庁 芝消防署24時」仕様でございます。

なんつー使い方を!って、怒られるほど、いい加減、かつ、
めっちゃ早く書けます!

だって 「はい!」 とか、いちいち変換していると時間かかっちゃって……。
【は】と入れてエンター押すと、【「はい!」】って文字が出てきます。ひゃひゃっ。
おとといまで書いていた本も、
専門用語ビシバシ出てくるので、そうとうやりました~。