山の事故

山を愛するひとりとして、
御嶽山の噴火事故は胸が痛む。
なにも、紅葉がきれいなこの時期の、
晴天の土曜日の、お昼どきという、
一年でいちばん、山好きが集う時間帯に噴火しなくてもと
思わずにいられない。

怪我をされた方の回復と、亡くなられた方のご冥福と、
いまなお山で助けを待つ方々の救助と、
救助活動をされている方々の安全を、祈るばかりである。

死亡確認は医師でないとできないため、
死後硬直や、部分的に切断など、あきらかに生存していない状態以外は、
消防も警察も自衛隊も「心肺停止」として、対応をする。
そして私は、東京消防庁の取材のなかで、なんども聞いた言葉がある。

「僕たちは、死亡確認はできない。どんな状態でも生きていると信じて行動する」
「たとえ死亡確認されたとしても、少しでもいい状態で、
一刻も早く、ご家族やご友人のもとへ返してあげたい」

空路、陸路で要救助者のもとへ向かう各隊員の制服姿を見ながら、
その覚悟と決意が思い出される。
火山活動が続き、降り積もった火山灰が巻き上がる過酷な状況のなかでの活動、
どうぞ、ご無事で。

東京ミッドタウン

朝からわらわらと、原稿を書き、
次の取材の資料確認。
夜は、東京ミッドタウンでのイベントへ。

繁華街が苦手で、ミッドタウンの駐車場を使うのも3回目。
入り口で迷い、止める場所で迷い、地上に上がるエレベータで迷いと、
まったくもってイケてない状態なれど、
こちらの駐車場誘導員の方々の、対応のすばらしいことといったら。

二番目に対応してくれた方なんて、私のクルマの前を走る走る。
こういう人たちは、仕事に誇りを持っているんだろうな。
「誘導」という意味を深く広くとらえ、働いているんだろうなあ。

P1090348

地下はさながら迷路。どこに止めるとどうなっているのか、
おノボリさんには、さっぱり!

ちょっと清々しい気分にさせていただきました。
今度はミッドタウンに買い物に来ようっと。

デング熱

デング熱の感染者が増え、エボラ熱がかすんでいる昨今の報道である。
確かに、国内感染は久しぶりなれど、
海外で感染し日本で症状が確認された人は、
国立感染症研究所のデータ(→こちらをクリック!)によると、

2013年は、249人もいる。

こう言ってはなんだが、その周辺には、国内感染した人もいたんじゃないのか?
単に、デング熱と確認されなかっただけで?
と、ぼんやり思ったりしている。
どうなんでしょう、専門家のみなさん。
そして、報道のあり方もそろそろ考える時期では?

本日は、日本の未来を担う、若手ブレインの集まりに同席させていただきました!

s-P1090345

私の常識とは違う、速度感と目的達成までのルーティングの仕方に、
ほーほーほーほー、と、私はふくろうか! と突っ込みたくなる状況。
そしてここでも、ひとりがリーダーシップをとることで、
チームができ、意識が高まり、推進力が増すのだと実感。
みなさん、ありがとうございました!

平常心

伸び放題の髪を切りに午前中にサロンに行ったら、
わたされた雑誌に林真理子さんのエッセイがあった。

「心が波打つと原稿が書けなくなるから、
平常心を保つようにしている。」←と言うかんじの内容。

そして、その後に続く文面が、もう、私の気持ちそのもので、
ああ、真理子さま! わかります、わかりますー!と、
その場を飛び出して握手しに行きたいくらいだった。

今日も平常心で……と臨んだ午後の内閣府SIP会議。
ええ、ええ。平常心、平常しん……へいじょうしーん!!!

P1090245

要人警護のためか、霞ヶ関周辺はすごい警察官の数。

終了後、心を落ち着かせるべく雨の中をがつがつ歩いていると、
道を間違えて、地下鉄の駅を見失い、そのまま芝公園方面へ。
途中、取材させていただいた、芝消防署を遠くに見ると、
おや、はしご車が、外に出ている? 
たしか今日は、私が取材させていただいた二部大隊の日。
と、思ったら!
おおお、サイレンと共に、特別救助隊、出場です! すれ違いざま見ると、防火服姿。
どうか、お気をつけて!