午前中に講談社によった午後は、
経産省と国交省が主催する、
「自動走行の民事上の責任、および、社会受容性に関する研究」
シンポジウムです。
話題のテーマだけに、満席です。
早めに行って、前のほうの席とれてよかったー(PPTが見えにくいもんで)。
刑法=私と社会=懲役など
民法=私とあなた=賠償金
自動運転のクルマが事故を起こしたら責任はだれにある?
刑法でさばくと、自分に都合の悪いことは証言しなくていい、というルールのため、
本当の事故原因が見えてこない。
では、刑法なしで、民法だけでさばく?
でも、お金で解決できちゃうなら、保険でカバーできるから、
事故の原因となる無謀な使い方や整備不良などに対する
抑止力がなくなっちゃう。
んじゃやっぱり刑法?
でも、それだと製造物責任が問われた場合、
技術者が逮捕されて収監される。
だったら開発は遅れるし、そもそも技術者のなり手だっていなくなる。
むううー。
むずかしい。
クルマに関するいまの法律は、昭和40年代に作られたもの(らしい)。
でも、そのころ自動運転なんて概念すらなかったわけだから、
ツギハギのように運用するのに無理があるのかも。
新しい時代には、新しい法律。
いま、ロースクールに通うみなさん、ぜひ、発言を!