マイレージ・ポイント

今日は朝から原稿です。
息抜きに、精算をするべく、ETCマイレージサービスのサイトを開いたら。
なぬ!
4月1日から、一般有料道路のマイレージポイントが、半分になるとな?

高速道路は、いままでどおり、50円につき、1ポイント。
一般有料道路も、そうだったけれど、4月1日以降は、100円につき、1ポイントにー!
ちなみに、一般有料道路とは、
第三京浜、横浜新道、横浜横須賀道路、東富士五湖有料道路、小田原厚木道路、西湘南バイパス……って、
あの、私、ヘビーユーザーなんですけれど?

ハイカを終了したとき「ETCカードのマイレージも、同様の割引ですから」って、言わなかったっけ、国交省?
(だけどほんとは、ポイント有効期限があるから、人によってはぜんぜん、同様の割引じゃないんだけれど)

敢えて国交省、と書くのは、私が当時、暴れたときに、なだめてくれたのが国交省道路局の担当官だったからで。

まあね。
首都高だって「なんで、マイレージのポイントがつかないんですか?」とたずねたら、
「全員に割引恩恵があるように、割引しています」って、当時の役員が、面と向かって答えてくれたのに、
その後、「社会実験」とやらは終了して、いつの間にか、700円、とられているし。
ぜんぜん、全員に恩恵なんて、ないじゃん。うそつきー。

高速道路無料化は、どうしたんだ、民主党! これじゃ、実質、値上げじゃんかー。
続けろ、首都高速の社会実験!
もとにもどせ、マイレージ・ポイント!

私、基本的に、高速道路無料化は、無理だと思っていますし反対です。
でも、言うこととやることが違うってのは、やっぱりどうよ、と思うわけです。
そんなことを考えていたら、むかついて、原稿がはかどらない=自業自得。

田園調布死傷事故

26日(日)の夜、起こった田園調布の中原街道での事故。
また、幼い子どもが犠牲になり、ご遺族ご友人の気持ちを思うと言葉がありません。
今日、事故現場に行ってきました。

命が奪われた現場ということもあり、カメラを状況説明に適したアングルに向けられません。
報道カメラマンにはなれないと感じた次第。

これは中原街道をわたるように写した横断歩道。
現場は二車線。事故車両はセンター寄りの車線を、写真の右から左へと暴走。
この横断歩道を通過するときは、アタマを手前にし、ほぼ真横状態でスライドして左ナナメ手前に移動し、
歩道に横向きのまま乗り上げたと思われます。

同乗者の証言によると、
「遅いクルマを追い抜くために、センター寄りの車線から、左の車線に移動し、
抜いたあと、センター寄りの車線にもどったら、挙動がおかしくなった」とのこと。
いわゆる、ダブルレーンチェンジによる、揺れ返しでスピン状態になったという仮説が考えられます。

ダブルレーンチェンジは、右>左(もしくはその逆)とハンドル操作し、連続して二回、車線変更を行うこと。
連続して行うと、一回目はいいものの、二回目は遠心力が強く出て、くるり! と、スピンしやすくなります。
私が運転のインストラクターをしていたときの設定コースは、速度設定が時速80km。
(車種や路面状況に応じて、設定速度を変えます)
ちょっと乱暴なくらいのハンドル操作ではあるものの、本当に、簡単にスピンします。
今回の事故は、タイヤの空気圧や磨耗状況は不明ながら、
少なくとも、あの冷え込んだ日の21時45分といえば、相当寒くて路面温度も低く、
しかも乗員が3名以上(何人かは不明。負傷者数から想像)で車両が重くなっていれば、
もっと低い速度でも、スピンする可能性は否めないと思います。

横滑り防止装置(ESC。メーカーによっては、VSC、ESPなどと表記)があったかどうか不明ですが、
事故の状況からすると、装着されていなかったのではと想像しています。
2012年10月には義務化すると、先日、国交省から発表されましたが、
義務化以前に、各メーカーには、この事故を重く受け止め、対応していただきたいと感じています。
欧州メーカーに比べ、国産メーカーは、装着率が異常に低いですし。

運転者に対して言いたいことは山ほどありますが、それは警察にお任せするとして。
亡くなった方のご冥福と、ケガをされた方の一日も早いご回復をお祈りします。

交通政策審議会

交通政策審議会で、霞ヶ関へ。

老朽化が進む国交省の建物とは違い、
数年前にできたばかりの合同庁舎7号館は、ぴかぴかです!

原稿終わらず、お昼を食べ損ねたので、序盤、空腹でおなかに力が入らず、倒れるかと……(←ばか)。
でも今日は、救命救急の第一人者であるM先生がいらしたので、
もし倒れても、大丈夫だったかも~(←M先生の貴重な時間を無駄にしようという、大ばかもの)。

おとといのシンポでも申し上げたんですが、
自工会で発表された、今&今後の安全技術の方向性と、
私が救命救急センターで目の当たりにした現実とのあいだに、ずれがあるというか、違和感があるというか。
今日の審議会では、そのずれを埋めるべく、どんな対策をとっていくべきかが、
議論されつつあるという、たしかな手ごたえありです。

死者数を2500人にする! という目標からいえば、
高齢者にスポットをあてた対策が有効なんでしょうけれど、
ぜったいに、忘れてならないのは、声を発することのできない「こどもたち」。
次回の会議では、各論に入るということですから、しっかり勉強して臨みたいと思います!

終了後は編集部へ直行。
空腹かかえて、よろめきながら帰宅、原稿のつづき。

国交省自動車安全シンポジウム

国交省自動車交通局が主催した、自動車安全シンポジウム。
パネルディスカッションに参加させていただいてきました。

年に一度、安全技術の方向性を問うシンポ。今年のメインテーマは死者数激増の高齢者。
せっかく作ったPPTが、うまく表示できず、ちょっと残念。

ドライブレコーダーや、路面設置機材で収録された、高齢者の動きは衝撃的!
これで「事故のないクルマを」と言われても、いや、それはちょっと無理があるような……。

でも、お金がないとか、なんとかがないと、言っている場合ではないような。
お金がなければ、人が動くしかないわけで。
知恵を出して、行動していかないと、100年たっても、なにもかわらないわけで。
やらない言い訳は星の数。まず、動こうと言いたいです(だれに? 原稿が進まない自分に……ああ、現実がー)。

本日も勉強させていただきました。
みなさま、ありがとうございました。
そして、進行のMさま……Nスペ、期待しております!