クルマと弱者

ハイブリッドカーなど、エンジン音のしないクルマに音をつける。
そのパブリック・コメントの募集が国交省ではじまっています。

本気で意見を伝えたい人は、
国交省>自動車交通局>パブリックコメント、と、進んで、意見を提出しましょう!

ただし!

「案」が、同サイトに載っているので、それを熟読してからお願いします。
どういう経緯で、なにをしようとしているのか。
それを理解したうえでのご意見、お願いいたしますー。

私は、視覚障害者を第一に考え、という部分には大賛成です。
でも、それが、即、「音をつける」となるのは反対。
時間的に余裕がないのもわかっています。
次期プリウスは対応する、といって、開発もすすんでいるようですし。

でもね、あせってロクなことってありません。
そして、いちど決まった法律って、改めるのってすんごい大変なのですよ。
ゆえに、ジャーナリストのM氏もおっしゃっていましたが、
私も、「法律」でびしっといま、決めてしまうのではなく、
「見直し改善の余地のある、自主規制」のようなものに、するべきだと思います!

それにしても。

私は運転中、視覚障害者の方と、同じ道路上にいた経験はありませんが、
弱者優先は大賛成。
だけど、視覚障害者をここまで考えて、法律を決めようとしてくれる意気込みがあるのなら、

少子化、小児科医の激減、こども病院の不足、救命救急センターの体制不足……など、
これだけ子供の問題が山積しているくせに、
そして、視覚障害者よりも、子供の数のほうが、圧倒的に多いというのに、
クルマの安全について、まったく、クルマが対応しようとしないのは、なぜ?

だから、こもっているときは、理屈こきになるんですってばー。
終日、原稿書き。

台風

台風で撮影予定がキャンセル。
この隙に、たまりにたまった原稿など。

さて、昨日のドクヘリ訓練で質問をいただきました。
Q.ドクターヘリは雨でも飛ぶんですか?

答は「はい」です。飛びますよー。多少の雨でも、視界さえよければ飛べちゃいます。
昨日の訓練も、飛ばすか飛ばさないか、ぎりぎりまでわかりませんでした。
ドクターヘリはいまのところ、基本的に有視界飛行ですから、
霧で高速道路上が確認できなければ、キャンセルの可能性もあったわけです。

まあ、そんな微妙な判断を迫られるのも、訓練としてはいい機会でありましょう。

ちなみに、千葉県ドクターヘリでは、
機長はただ、飛ぶだけではなく、現地に着いたら、
患者さんの受け入れ病院を探す連絡役をしたり、
患者さんの情報(氏名や年齢など)を、病院に連絡したりと、
現場でも忙しいんです。

そして、そんなヘリの動きを見守るのは、運行管理のスタッフです。
ヘリが早く患者のもとにいけるよう、地上からヘリの動きをプロデュースするんですねー。

昨日の訓練でも、そしていつものドクターヘリ業務でも、
現場に行くひとたちだけではなく、縁の下で支える人がたくさんいて、
成り立っているんです。
詳しくは「命をつなげ! ドクターヘリ」をお読みくださいませー。
=以上、宣伝でした(笑)。

工場セミナー

快晴のなか、土曜日は、ブリヂストンの防府工場、日曜日は下関工場におじゃまし、
セーフティ・セミナーをさせていただいてきました。

091003

趣向をこらしたエコ&セーフティ関連のボードが、受講するみなさんをお出迎えです。

防府工場からの移動は電車。一時間に……数本という数。
これでは「公共交通機関の駅からの距離」を問うても、
実情は把握できないと思いますが、いかがでしょう、事務局のみなさん?=私信。

091004

下関駅前のバスロータリーには、なぜかロンドンバスがありました。

おふとんがほかほかになりそうな秋晴れのなか、
参加してくださったみなさん、ありがとうございました!
座るときは、隙間のないように。シートベルトは腰の低い位置に、ですよ~!

ダッシュで移動して空港へ。ロビーではF1中継していて、そっか、今日だったっけ。
モータースポーツ、守備範囲からはずしてからというもの、うとくなりました。

自転車事故

朝から取材。高速道路が混んでいるだろうと、ちょっとはやめに家を出たら、
ものすごく早くついてしまって、周辺の町をクルマで散策。

すると! 交通事故発見! 自転車 vs ミニバンか?  
事故直後の様子に、あわててそばの駐車場にクルマを突っ込み、駆け寄る私。
でも、けが人に確認したところ、どうも自爆。
そばにいたミニバンのお姉さんは、事故を目撃し、あわててクルマを止めて救護活動してくれたんだそうな。

お姉さん、救急車のあとは、すかさずけが人の家族に連絡……と、てきぱきと対応。
そちらは、任せておいてよさそうなので、
私は、意識があるうちに、既往症と服用中の薬を聞かねば、聞かねば……。

救命救急センターでの取材のとき、ドクターがさかんに気にしているので。

そうこうするうちに救急車が到着し、けが人は病院へと運ばれていきました。
ひどい怪我じゃないといいけれど。

さて、事故現場はこんな感じでした。

090927

実際の事故現場ではなく、似たような場所を撮影。

歩道を走っていた自転車は、この電柱にひっかけ、転び、
車道と歩道を分けるブロックの敷居のカドに頭部をぶつけ、受傷のようで。

…………。

電柱、危険。車道にあってもいやだけれど、歩道にあっても邪魔なんだなあ。
夜なんて、きっと見えないだろうし。
もう少し、目立つようにできないものか。
予算の問題もあるのだろうけれど、こういう事故を目の当たりにすると、ため息が出ます。