クルマの音

昼間、ラジオの収録。
いちど帰宅して原稿を書き、仕切りなおして、夜は情報交換しに。

ハイブリッドカーや電気自動車が登場するようになると、
あまりに静かすぎて、問題になるのは音による認知づらさ。
とくに視覚障害者の方には、切実な問題です。

個人的にはソフトクラクション希望。
既存のクラクションでは、どけどけ、と言っているようでイヤだけれど、
やさしい音なら「ここにいるよ」と、わかってもらえると思うのです。
基本的にクルマは、歩行者最優先で走行するべき。でも、
「以前、渋谷のスクランブル交差点の先頭で信号待ちしていたら、
視覚障害者の方が、まっすぐ向かってきてぶつかった」
という話をきくと、なにかしらの音はやっぱり必要かと。

以前は「警告音ふたつはダメ」と、国交省がダメ出しをしていたけれど、
いまは「ふたつめのスイッチの場所がない」と、メーカーが尻込みしているとかいないとか?
どうなんでしょう、そのあたり。

少なくとも、常時音のように、
せっかく静粛性を追求してきた自動車メーカーのエンジニアが、
ひざからくずれるような決定はやめにしていただきたい。
そーっと夜、帰ってきたとき、ご近所の目が気になります~。
それに、寝ているときに、「きんこんかんこん……」と住宅街をクルマが走るのもイヤだし。

さて、着地点はどこに?