おおおーっ! 事故に遭遇!
助手席の傷病者の首が動かないよう、がっちりガードしています!
いえいえ、リアル事故ではありません。
今日はJPTECの講習会を見学させていただいてきました。
JPTEC=Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care。
病院前の外傷観察・処置標準化プログラム。シロウト流に訳すと、
交通事故や転落などの外傷の患者さんが発生したとき、
救急隊員が、迅速に患者の状態を把握し、適切な病院選択をして運ぶために必要な
お作法を学ぶ、講習会です。
=あってますかね、K先生?
興味深いのは、受講生は救急隊員や消防隊員だけでなく、医師や看護師も受けること。
患者を受け入れる側の医師や看護師が、いっしょに学ぶことによって、
救急隊員が、どういう処置や観察をして連れてきたかがわかるわけです。
一秒を争う救命救急の世界において、この「共通言語を持つこと」は、とても重要なのです。
応急手当普及員の資格をもつ私ですが、
プレホスピタルケアを拝見することで、じゃ、プレアンビュランスはなにをすればいいのかが、
ほんのちょっと見えてくるような。
外傷の場合、首の保護を非常に気遣っているのがわかります。
通常の救命講習だと、すぐに「気道の確保!」と、首をぐぐっと動かしちゃいますが、
これ、脳&心臓系のトラブルならいいけれど、
外傷系は少し言葉を添えて、首のケアを伝えていかなくてはと、痛感しました。
首かー。首ねー。ヘッドレストの適切使用は、どうすれば浸透するんでしょうねー。