リコール問題でゆれたトヨタ車だけれど、
一連の騒動、最初にミソがついたのは、フロアマットだったような気がする。
純正のフロアマットの上に、市販品のフロアマットを重ねておいて、ずれてアクセルペダルにひっかかったと。
国交省の安全基準検討会でも、アクセルがひっかかった場合にそなえて、
「ブレーキを踏んだら(アクセルがオンになった状態でも)、ブレーキを優先的に利かせるシステム」が検討されているし、
消費者庁からもリクエストがきたと聞く。
だけど、このシステム。基本的に電子制御スロットルでないと、面倒くさいらしい。
電子制御スロットルなんて、小さくて安くてってクルマには、まだ採用されていないぞ?
というか。
少なくともフロアマット問題は、アクセルペダルの形状を考えれば、すむ話だったりして。
ペダルの仕組みは二種類。吊り下げ式と、オルガン式。
上からぶらさがっている吊り下げ式は、ペダルの下に異物がはいりこみやすいけれど、
床から生えているオルガン式は、ちょっとやそっと蹴っ飛ばしたところで、フロアマットは入り込まない。
農作業に使われる軽自動車は、泥対策のゴムのフロアマットを使う人が多いので、
すでにオルガン式に変更しているという話もあるし(情報だけで未確認ですが)。
ブレーキオーバーライドが、踏み間違いからなにから、問題をぜんぶ解決する魔法のシステムだと思ったら、
それは違います、消費者庁の検討委員のみなさま。
左足ブレーキを禁止にして、オルガン式のペダルにすれば、
無理やり機械式アクセルしかないクルマに、高い開発費をかけさせる必要はないような気がします。
今日は朝から、おやつ持参で(お弁当も持参したけれど)取材です。
おやつはこちら。干し柿のなかに裏ごしされた栗が入っているという、超強力タッグ! 激うま!
Yさん、ありがとうございますー!