大相撲中継

朝から某長期取材。帰宅後、原稿書き。
途中、気晴らしにサイトをチェックしていたら、
NHKが、大相撲名古屋場所の生中継をしないと決めたんだそうな。

私、小学生のころは、大相撲好きでした。
山で農業をしていた祖父が、冬になると長期滞在しにきていて、
そのたびに、コタツでいっしょに見ていたので、
当時の力士とか、かなり詳しかったです。
祖父は大相撲をテレビで見るのが大好きで、
いつもいつも、本当に楽しみにしていたのでした。

今回、いろいろあって、NHKが放送しないというのは、わかります。
だけど放送しない根拠のひとつが、視聴者から寄せられた電話やFAXというのが、ひっかかる。
反対=68%。賛成=13%。
だけど、きっと祖父のような視聴者は、電話もFAXもしないと思う。
ただただ、ひたすら、大相撲を見るのを楽しみにしているだけなのだ。
意見を言うのは、それだけの元気のある人たち(乱暴に言えば)。
でも、本当はいわゆるサイレント・ユーザーという人もいて、
今回に限っていえば、それは、大相撲中継を見ることが、唯一の楽しみのような高齢の方だったりする。
意見は意見だけれど、アンケートと同じように、
その数字から、なにを読み取るかってのが、本当は大事だと思うのだ。

NHKがどうというつもりもないし、悪いのは角界ってのもわかっている。
だけど、すごくたくさんの、おじーちゃん&おばーちゃんが、がっかりしているのを思うと、
ちょっと胸がいたいです。