日本航空医療学会

起きると、朝日が遠くの山にあたって、すっばらしい景色!

そんなに標高は高くないはずだけど、すでに山頂付近には白いものが~。

雪山が見えるところに住みたいと願う私にとって、北海道は憧れの土地。
これで寒くなければ……=無理!

金曜~土曜の二日間は、日本航空医療学会の総会です。
ドクターヘリ、防災ヘリ、県警ヘリ、ドクタージェット……など、空飛ぶ救命活動の総本山。

エアレスキュー好きな私には、たまりません~……じゃなかった、
これも、勉強、勉強、自己啓発であります。

会場が5つもあり、時間帯が重なっているので、すべてのプログラムを拝聴することができず残念。
タイスケをにらみながら、気になる発表をばたばたと追いかけ、
おおう! とか、ほほうっ! とか、うなりまくっておりました。
そっかー、高知や和歌山の防災ヘリは、ドクターをホイストで降ろしちゃうんだ!
とか、(いやーん、私も降ろしてほしい=バカ)
そっかー、富士スピードウェイで昨年起きたあの爆発事故のときは、そんなことになっていたんだ!
とか、(ドクターヘリが普及していない10年前なら、死亡事故になっていた可能性高し)
そっかー、やっぱりうちの(どこ?)フライトナースって、最強なんだなあ(感想)
とか。

今日現在、日本に23機あるドクターヘリ。
だけど、フライトドクター、フライトナース、基地病院、救急隊の質は、同じじゃなくて、
つまりはドクヘリの効果も異なってくる。
ヘリ(ハード)だけ買えばいいってもんじゃなくて、いかに人材(ソフト)を育成して、
空飛ぶ救命活動の質を上げるかが、問われる時代に突入してきたような。

ついでに、ドクヘリだけではできない救命活動もあり、
その土地の特徴(僻地とか、山間部とか、ドクヘリですら着陸できないエリアとか)に合わせ、
防災ヘリ~ドクターヘリといったくくりを超えた「一番いい活用方法」を確立していくことが大事なんだと思います。

こうした「今、目の前にある課題」に対して、行政がどこまで理解し、動けるかが勝負なんでしょうね。

ちなみに基調講演は海堂尊さんでありました。
「中央が合法的に地方から人材を引き剥がしている」(うろ覚え)というセリフに、
ぞっとしました。そ、そうなのか? そうなんだ? 
私、医療ジャーナリストじゃないんで、そのあたりの問題は、ようわかりませんが、
最前線のドクター&ナース、及び、後方支援するドクター&ナースの地方都市での人手不足を見ると、
このままじゃヤバイんじゃないの? っていう感じがむんむんです。