ZCJ

モータージャーナリストの清水和夫さんたちが立ち上げた、交通安全問題を考えるチーム、
Zero Crash Japan。
こちらに加わり、一緒に活動させていただくことになりました。
本日は、そのひとつ「住宅地における通過交通を考える」ということで、
実際に、通過交通により住民の安全な暮らしが脅かされている「闇坂(くらやみざか)」の現地視察へ。

制限速度は時速20キロ。車幅は4メートルに満たないというのに、
すんごい速度で通り抜けていくクルマたち。完全なる「抜け道状態」なわけです。
外から見たら「こうしてみたら?」という案はいくつも浮かぶけれど、
実際に住んでいる人たちにしてみると、
周辺住民の方々への利害や影響などもあり、そう簡単にはいかないらしく。

こういう問題は難しいと、しみじみ。
でも、現場にこそ事実あり。こういう「足を運ぶ」「現地の声を聞く」ということをやらないと、
なにも見えてこないと、改めて感じたりしています。

ユッケ問題とチャイルドシート

朝から原稿書き。あまりにも原稿が進まなくて、眉間にシワが寄るばかり(=つまり、不機嫌)。
そんななか、ニュースサイトをのぞいてみたら、
ここ数日の、ユッケ問題が、チャイルドシート問題と、だぶって見えて見えて仕方ないんですけれど。

なぜ、死ななければならなかったの?
そんなに危険なものだったの?
原因はどこにある?
国はなぜ、基準も罰則も策定していない?

車内での子どもの死者数は、年間30人を越えている。
とんでもない数だと思う。
もちろん、全員が全員、ジュニアシートやチャイルドシートで救われたとは思わない。
でも、ハインリッヒの法則からすれば、
一人の子どもが亡くなった影には、その29倍の重傷者がいて、300倍の軽症者がいる。
ヒヤリハットにしてみたら、いったいどれだけの数よ? 
だけど、一部の人に言わせると、
「高齢者の死傷者数に比べると微々たるもので、費用対効果が望めないから、対策はむずかしい」
んだそうだ。

なんだよ、それ。
たしかにね、私も、よく聞かれます。
「対策をしたら、いったいどのくらいの費用効果が望めるのか」、と。

ちょっと待った。費用対効果なのか?
数字でクリアに出ないと、やらなくてもいい話なのか?
経済効率優先で、決めていい話なのか?
日本全国、いつから経済学者になったんだよ!

先日の会議に出ていた検討委員の一人から、メールをいただいた。
ジュニアシートの効果は、データで証明されていないので、
計画案に盛り込むのはむずかしいと。

ちょっと待った。データがない>だからやらない>いつまでたってもデータがとれない。
じゃ、いつから始めるんでしょうね。
チャイルドシートが義務化されたときだって、日本にはデータなんてなかったでしょうに。
あれから10年もたつのに、いまだなんのデータもない方が、恥ずべきことだと思いますが、
どうなんでしょう、自動車工業会、国土交通省、警察庁のみなさん。

妊婦さんのシートベルトについては、
獨協医科大学のH先生たちが、運転の教則を変えるだけのデータを集めてきたというのに、
税金払わず、選挙権なく、数が少ない子どもについては、どうでもいいと思われそうな、この現状。
経済学者にはとうていなれない、数字に弱い私には、
死者数が少ないから、データがないから、手の出しようがありません、って言う、
その考え方が、どうしても理解できません。

GWの過ごし方

今年に限ったことじゃないけれど、GWはいつも、原稿と格闘している。
夏に向けて本を出すとなれば、このGWが一番、気合入れなきゃならないわけで。
今年は、ひと月繰り上げて「6月出版」に向かって突き進んできたので、若干、余裕があるものの、
その一方で、昨年末に草稿をあげておかなくちゃならなかった原稿が、だだ遅れになっており、
ずーっと、オシリからケムリがくすぶっていて、落ち着かないというかなんというか。
そんなこんなで過ごしていたら、あら、いつの間にか、4日も時間がたっているし。

机の前で、うーうーとうなっていたら、バリキャリ友人N嬢に、晩御飯に連れ出していただきまして。
麻布のレストラン「A」。フレンチはお皿そのものがゲージュツ。美味しいし綺麗だし、すばらしいですー。

いま、自分がやること。これからやらなくちゃいけないこと。
バリキャリな女子友は、いろんな意味で刺激的。
忙しいを言い訳にせずに、やるべきことに向かって突き進みますー!

ゾンビの校正

朝から校正。
しかし、昨日、全力を使い果たし(使い果たす方向性が間違っていると思いつつ)、
本日は、ほぼゾンビ状態ゆえに、
一度、赤を入れたところを読み返しては、やっぱりやーめた、という状態。

漢字の間違いや、言葉遣いは、校閲さんが厳しく(!)チェックしてくれますー。

こんなに効率の悪いことで、このあとの予定は、大丈夫なのか?
ああ、遊び方、少し考えないとー。
気の許す友だちといっしょだと、つい、はじけちゃって……。
と、たしか前回も同じ反省をしたような気がする ←進歩なし。