日本の春は。

日本では、学校も会社も4月から始まるため、
春は、人が動く季節でもあります。
桜の花を見ると、せつなく思うのはそのためかも。
もしも桜が秋に咲いたら、ここまで日本人の心に染みることはなかったかも?

昨日、電車に乗って移動しているあいだに、
次々と新しい知らせを伝えるメールが飛び込んできて、
卒業式の報告にほっこりしたり、
異動の知らせに、わけもわからず電車を降りてしまったり。

自分が異動するわけでもないのに、うろたえすぎ。

オリンピックを目指して、人生を捧げて練習してきても、
代表に選ばれずに選手生命を終える人がいるように、
どれだけ望んでも、できないことはたくさんある。
きっと人生は、そっちの方が多いかもしれない。

「人生に、意味のないことはない。」
そんなふうに思えるほど、私はものわかりがよくないので、
相変わらず「ちっ」と思ったり、暴れたりする。
でも、後ろを懐かしんでいられるほど、残された時間が無限にあるわけでもないので、
前だけを向いて、いまを生きていきたいと思います。

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IATSS合宿でお泊りした部屋から見えた、朝の景色。
東京のビルばっかりの景色も、きらいじゃないんだな。