おしゃれも安全も足元から

昨年は自動運転とエアバッグの取材に力を入れ、
そのたびに感じたのは、
開発者は、人間の動きをしっかりと研究しなければならず、
乗る人は、安全を他人まかせにしてはいけないということ。

エアバッグの安全をどう確保するんだよ!
と言われちゃいそうだけど、
敢えて言います。

きちんとドラポジとらないと、エアバッグの効果はありませんから!

それは、私が救命救急の現場で見た現実です。
実験室でのミリ単位で調整して得たデータを信じていてはいけません!
オシリに隙間のないよう、しっかり座ってベルトをし、
エアバッグとの距離を適切に!!!

さてもうひとつ、乗る人が考えなきゃいけない安全がタイヤです。
タイヤの空気圧、いつ点検しました?
っつか、そのタイヤ、溝、残っています?
被害軽減ブレーキや、横滑り防止装置、ABSなど、
安全装置は数あれど、タイヤが機能しなければ役に立ちませんから!

私は昨年、5年はいたタイヤを交換しました。
溝はまだ残っているし、ヒビもないけれど、ゴムの劣化が気になったので。
換えたのはこちら。
P1090756
ミシュランの、パイロットスポーツ3。通称PS3です。

じゃん。
P1090763
足元がきれいだと、すっごいお洒落した気分。

面白いのは、低速と高速の乗り心地が違うこと。
低速から、タイヤのカタチが分かる感覚で、
「タイヤを意識せよ」と運転の基本をささやいてくれるんだけど、
それが高速になると心地いい硬さが際立ってきて、ほどよい緊張感が!
おもしろーい!

なんつーかですね、タイヤのことなど普段、考えない私ですら(仕事人失格)、
タイヤの気持ち、こっち行きたいとか、
速度とハンドルのバランスをもう少しこうしてよとか、
まだまだ、いけまっせーとか(←この感覚が圧倒的に多い)、
意識させてくれるんですよ。不思議。

今年は仕事もクルマも基本に立ち返り、
足元を見つめ、進んでいきます。
今日も原稿書き、がんばります。