昨年は自動運転とエアバッグの取材に力を入れ、
そのたびに感じたのは、
開発者は、人間の動きをしっかりと研究しなければならず、
乗る人は、安全を他人まかせにしてはいけないということ。
エアバッグの安全をどう確保するんだよ!
と言われちゃいそうだけど、
敢えて言います。
きちんとドラポジとらないと、エアバッグの効果はありませんから!
それは、私が救命救急の現場で見た現実です。
実験室でのミリ単位で調整して得たデータを信じていてはいけません!
オシリに隙間のないよう、しっかり座ってベルトをし、
エアバッグとの距離を適切に!!!
さてもうひとつ、乗る人が考えなきゃいけない安全がタイヤです。
タイヤの空気圧、いつ点検しました?
っつか、そのタイヤ、溝、残っています?
被害軽減ブレーキや、横滑り防止装置、ABSなど、
安全装置は数あれど、タイヤが機能しなければ役に立ちませんから!
私は昨年、5年はいたタイヤを交換しました。
溝はまだ残っているし、ヒビもないけれど、ゴムの劣化が気になったので。
換えたのはこちら。
ミシュランの、パイロットスポーツ3。通称PS3です。
面白いのは、低速と高速の乗り心地が違うこと。
低速から、タイヤのカタチが分かる感覚で、
「タイヤを意識せよ」と運転の基本をささやいてくれるんだけど、
それが高速になると心地いい硬さが際立ってきて、ほどよい緊張感が!
おもしろーい!
なんつーかですね、タイヤのことなど普段、考えない私ですら(仕事人失格)、
タイヤの気持ち、こっち行きたいとか、
速度とハンドルのバランスをもう少しこうしてよとか、
まだまだ、いけまっせーとか(←この感覚が圧倒的に多い)、
意識させてくれるんですよ。不思議。
今年は仕事もクルマも基本に立ち返り、
足元を見つめ、進んでいきます。
今日も原稿書き、がんばります。