高齢者の安全対策

本日も内閣府。
今日は、「あの」守衛さんに会えず残念……ってだれ?

銀杏きれいに色づきました。

そして本日、私も委員として参加した、
警察庁「高齢運転者交通事故防止対策に関する調査研究」の、
中間報告が発表になりました。

運転免許制度を担当する警察庁の委員会では、
高齢者講習制度を見直して、運転能力のない人を見極めるか、
そして、どうすれば移動の足を確保できるかについて、
限定免許の在り方についても、議論してきました。

「運転能力のない人」と書いたけれど、
本当は、免許制度を与える場合、
「運転能力のある人」をきちんと把握する、という視点なのだと思います。

私個人としては、高齢者だけが事故を起こすわけではなく、
また、同年齢でも身体機能は差があるので、年齢でうんぬんには反対派。
本当は、全世代に於いて免許更新時に実技試験ができるといいと思う。
そうすれば、のんびりペーパードライバーして、
いざというときにあたふたする人も、
それなりに運転技能が維持できるよう、がんばるのではないかと。

もっとも、それを実現するためには、
受け入れ側の体制も必要なわけで、
今の日本には、その人的&物理的資源はありません。
ゆえに、70歳以上と区切るしかないわけで。
ただ、現在の免許制度、どこかで根本的に変えないと、
今後、高齢者だらけになる日本では、立ち行かなくなると感じています。