最新刊「世界でいちばん優しいロボット」

本日発売です。イラストは、片塩広子さん。

この夏のノンフィクション、本日発売です!
表題作は、もう何年も前から「いつか取材させていただきたい!」と
願っていた吉藤オリィさんこと、吉藤健太朗さん。
分身ロボットOriHime開発でお忙しいなか、
どうしても、どうしても、どうしても!とお願いして、
お時間をいただきました。
参考にさせていただいたのは、吉藤さん自身の著作、
「孤独は消せる。」(サンマーク出版)
吉藤さんは文章もすごくうまくて、読んだとたん、
これは困った!と、思いました=本音。
一昨日のポストにもあるように、
東京日本橋にOriHimeのカフェもオープンし、
OriHimeに会うことができます!

二つ目は、東京湾でアナゴ筒漁をする、齋田芳之さん、
水産技術センターの清水詢道さん、
東京海洋大学の東海正先生が行った、
アナゴ筒漁の水抜き穴に工夫をして、
アナゴを守るとりくみです。
「納得すれば、必ずみんな賛成してくれる」
漁師さんたちに納得してもらうために、
定性的&定量的にひとつずつ積み重ね、
いまは、神奈川、千葉、東京の東京湾で
漁をするときのルールになりました。
一人ひとりの知恵や技術も、みんなで力を合わせれば、
大きな動きが作れるお手本のような話。
この取り組みと考え方は、今、世界にも広がっています

そして、チョコレートブランドMaisonCacaoの石原紳伍さんは、
ラグビーでチームをまとめ、大学選手権9連覇の礎を築いた方。
好奇心で向かったコロンビアで、
すばらしい可能性を持ったカカオに出会い、
この魅力を多くの人に伝えたいと感じて即行動。
カカオ農家が安心してカカオを育てられること。
お客様がおいしいと、笑顔になれるチョコレートを作ること。
そして、自分たちも誇りをもって仕事できること。
みんなが、幸せになることを目指して、獅子奮迅の活躍です。

どのストーリーを表題にするかは、本当に悩み、
最後の最後まで、編集部と協議をしました。
3つのどの作品も、本当に自信を持ってお勧めします。
小学校~中学生のみなさん、
未来を広げるきっかけになると思います。
夏休みに、ぜひ!