遅ればせの……

撮影車両を返却し、歩いていたら遅ればせの都内の紅葉に遭遇。

でもまだなんか、赤くなりきっていないような?

そして、午後は某機密情報がいっぱいの某施設へ!
そして、そこには職人技がたくさん!

ああ、言いたい。でもまだ言えない。くくぅうううう~。

風邪は気合で治しましたですよ。
それよりも、昨日、行われて(でも撮影日で行けなかった)、
ドクターヘリ、AACN実験の結果が知りたい!
クルマの衝突と同時に、車内で感知した衝撃でもって、ドクターヘリ出動要請!
もともと救命救急センターは、不慮の事故を想定して構築されたシステムと聞いています。
ならば、限られた医療資源を、最大限に有効活用するための切り札、ドクターヘリを、
さらに有効に活用するためのシステム構築が必要なわけで。

【追記】
ここまで書いたところで、レスポンスに記事を発見。 →こちらをクリック!
これまでの平均時間と今回の時間の比較に、ものすごく無理のある記述ですが、
(だって今回の実験は、千葉の北総病院から飛び立っているわけで、
もっと近い場所で事故が起きていたら、もっと早く到着できるわけで。その逆もあり。
ドクヘリの基地病院~事故現場の距離は、なんらかの形で書くべきだと思います)
でも、こうした実験を行ってくれたトヨタや関係者の方々に感謝です!

日本航空医療学会

長崎で開催されている航空医療学会へ。

毎年、ドクターヘリの基地病院などが幹事となって開催されます。
今年は長崎医療センター。大会翌日にはフライトナースの勉強会も行われます。

ドクターヘリやドクタージェットなど、救命救急で使う飛び道具を、
いかに安全に、いかに効果的に使うためにはどうすればいいのかが論じられます。
現状、患者症例、安全管理、教育、運航システム……議題は多岐にわたりますが、
今回はやはり東日本大震災で全国から集まったドクターヘリの活動を分析し、
今後の大震災にどう適用させていくかが議論の中心にありました。

わかっているようで、実はルールがなかったり、
こうして議論をしていくと、いろんなことが浮き彫りになってきます。
大災害時、道がダメでもドクターをデリバリーできるドクターヘリは有効だけれど、
機長の体調管理、給油問題、通信手段、後方支援など、クリアすべき課題は多し。
でも、阪神大震災のときに、発災3日でわずか17人しか、
被災エリア病院から運び出せなかったことを考えれば、
ドクターヘリ活動が「普通」になってきている効果は甚大かと。
>詳しくは、拙書『救命救急フライトドクター』を、ぜひお読みください!

長崎の角煮まんじゅう、うまし!

第39回日本救急医学会学術集会

本日は年に一度の救急学会。
畑ちがいます? いいえ、ここに交通外傷の真実があるのです!

救急医の方々は、東日本大震災でも大活躍。ゆえに今回はこのテーマで多くの発表がありました。

初日の私の目当ては、もちろんドクターヘリ。
全国配備が進む中、地域地域の特性を活かしつつ、同じドクターヘリでも使い方が違います。
それぞれの問題点、課題などを洗い出していきますー。
それにしても、相変わらず座長M先生の緩急のつけ方のうまさといったら。
あの席で、びしっと「ノー」と言い切れる強さ。そしてその後のフォロー。見事すぎ。

来年4月からは宮崎の空も飛び始めます。
千葉県とは人口密度、消防組織密度の違うエリアでは、ヘリの活躍も苦労も違ってきます。
K先生、がんばって~!!!

警察官の勘

午前中にわらわらと仕事をこなし、
夕方は、愛宕警察署主催の安全運転講習会へ。
いえ、受けるほうではなく、話すほうです!

メールのやりとりが禁じられているという警察署。
事前の書類を、ずしりとした封書でいただき、
郵便配達の方は「うわ!イワサダなんかやらかした!」と思ったことでしょう。

控え室で「あたたかいものを」とお願いしたら、なんと、ココアが!
なぜ私がチョコ・ジャンキーとわかったのか? 恐るべし、警察官の勘!

おいしかったです、Yさん。細かなことまでいろいろお気遣いいただき恐縮です!

自分の担当時間だけ、そそくさとこなし(ほんと、すみません)、
台風接近中の都内を移動。向かったのは、こちら!

ドクターヘリ事業も10周年。そしてなんと、5万回のフライトを、無事故で達成です!

無事故ってすごいと思います。
このなかに、私も取材同乗させていただいた分の回数もあるのかと思うと感無量です。
どうぞこれからも、安全運航で!