最終段階

6月に出版予定の次回作、再校を提出しました。
いつも以上に、時間をかけた再校確認。
朝は7時からカフェにこもり、午後は図書館にこもる日々。
連休は、その繰り返しで終わりました。

もっと、いい表現はないか。
もっと、いい動詞はないか。
漢字かひらがなか、どこに句読点を打つか。
一文字一文字にこだわり、ページ全体の文字の敷地面積(?)にこだわり、
最後の最後まで、文字にむきあいました。

それでもまだ、本になったあと、
「ああー! なぜここにこれが!」というのがあるのですが、
でも、ここで手を放します!
あとは頼んだ、編集Nさん!

大好きな人たちの、大好きな世界観を、取材させていただき、
ある意味、私の20年間を閉じ込めた作品になりました。
表紙もとってもすてきです。
完成まであと少し。

大晦日

「図書館員がえらぶ 選書センター大賞2023」(日販図書館選書センター主催)
【6類・産業】部門に選んでいただきました。

年内にと約束させていただいた原稿を、先ほど送信。
今年は最後まで、大好きな原稿を書かせてもらい、
充実の日々でした。

今の仕事が、好きで好きでしかたなく、
友だちと遊ぶより、どこかに行くより、おしゃれやご飯よりも大好き。
なので、ついつい、仕事最優先で友だちにも失礼してしまうけれど、
今年の後半はほんの少しだけ、友だちと会う時間を意識して作りました。

久しぶりの連絡にもかかわらず、
快く時間を作ってくれた大好きな友人のみなさん、
ほんとうにありがとう!

来る年は、もう少しだけ、自分をあまやかして、
友だちに会い、旅行にも行き、自分自身をご機嫌にしたいと思います。

終わりゆく2023年。
私の大好きな仕事をささえてくれ、力をかしてくれる、
全員の方々に、たくさんの感謝をこめて。
ありがとうございました。

2024年も、いい文章を書けるよう、精進します。

新国立美術館

圧倒的なデザインと存在感。
脳内に、心地よい風が吹き抜けていくよう。

次の本のキックオフミーティングは、
新しい発想が生まれるような場所にしましょうと、編集さん。

蔵前あたりに、素敵カフェがたくさんできているので、
とっても気になっているのですが、静かに過ごすところが多く、
打ち合わせには不向きゆえ、こちらのカフェにさせていただきました。
ずーっと行ってみたかった、新国立美術館。
外観もすばらしいですが、ロビースペースも圧巻です!

写真、イラスト、紙の種類。
もはやデジタルの時代ですが、紙の本には紙にしかない世界観もあり。
めくったときに、最初に入ってくる文字やイラスト、写真に、
強い思いのある編集さんとの打ち合わせは、とても勉強になります。

生きて変化していく言葉の、ひとつひとつを大切に。
楽しい時間の始まりです!

新学期

日本の春、新しい季節を感じさせてくれる桜。
青空にあわいピンクが映えます。

新学期が始まりました。
働く人にとっては、新年度だけれど、
フリーランスにとっては、ちょっとちがう気が。
新しいことを学び、新しいことに挑戦する、という意味では、
オトナになっても、新学期という気分です。

ようやく新型コロナウイルスの呪縛から解放され、
それでも自分と、大切な人を守るために、適宜マスクと抗原検査はするけれど、
私が愛してやまない現場取材も、やっとできるようになりました。

読者の子どもたちを、その現場の中に連れて行ってあげたい。
目の前で、その場にいるような気持ちで、いっしょになって考えてほしい。
そのために、欠かせない、現場取材。
いち早く対応してくださった、今の取材相手さまに感謝です。

知りたいことがいっぱいで、
聞きたい気持ちや思いがありすぎて、
人が生きるってすごいなと思います。
仕事はその人の人生そのもの。
その方の人生を書かせていただくことに、襟を正して、
私にできる精一杯を尽くしていきたいと思います。