車両安全技術

本日は国交省。
車両の安全技術をみてて、いつも思うことは、
使いこなさないと意味がないということ。

クルマにばかり期待していたら、
いろんな技術がついて、どんどん価格が上がってしまう。
それって、本当に望んでいる方向なのかな。

特にいまの日本は、技術に頼りすぎてバランスがひどく偏っている。
交通社会の一員である、ドライバーもいっしょに乗っている人も、
歩行者も自転車も、二輪車も、
もっとちゃんと行動しないとダメだと思う。

シートベルトをちゃんとする。
一時停止は止まる。
右左折のとき、横断歩道は「歩道」であることを認識する。

ひとつひとつ、できることから。

スズキと三菱のちがい

テストコースで実測した数値を届けるのがルール。
だけど、テストコースによって条件は違うし、
風速はもとより、夏と冬ではデータも違うし、
暖かい国にテストコースを持っている自動車会社はより有利な数字が出せるっておかしくないですか? 
日本でも北のエリアの人たちは、
「カタログ値みたいな燃費の数字、出ないなあ」って思っていたでしょ?

いまや、コンピュータ・シミュレーション技術が上がり、
より正確で平等な数値が出せるなら、
そちらに移行、もしくは併用してもいいのでは。
そしたら、テストコースの場所や天候の差なんて、気にしなくていいわけだし。

スズキは、海に近いテストコースしかなくて、
んじゃ、コンピュータでやっちゃうか。結果は同じなんだし、と、
やっちゃったわけ。
三菱と異なり悪意や改ざんはなく「楽しちゃった」というレベル。
ルール違反にはちがいないけれど、
より簡単に正確な数字が出て、
そのぶん経費が減って車両価格に反映されるなら、
ユーザーはそっちのほうがうれしいなあ。

ただ、やっぱり勝手にやったらだめだよね。
スズキだけでなく、自動車工業会も自動車技術会も、
シミュレーションを取り入れたいと思っていたはず。
だったらきちんと手順を踏んで、
もっとはやく国交省にプッシュしようよ。
なにかっていうと、人々の怒りの矛先を、
最後は国交省にして終わらせようとする風潮があるけれど、
今回の件については、さいしょに動くべきは自動車メーカーの側だと思う。
国交省の試験法が~と、うちわで念じたり、陰口言ったりしているだけでは、
なにも変わらないでしょうに。

安全運転!!!

黄金週間まっただなか。
高速道路は、ものすごい渋滞がおきているなか、
私、家でこそこそと仕事をしております。
この時期、まとまった仕事がやりやすい!

そんななか、各地で起こる交通事故。
とくにこの時期は、渋滞の末尾に追突という事故形態が、必ずといっていいほど起きる。

渋滞を見つけたときは、渋滞の末尾につくのではなく、
200mほど手前から、思いっきり速度を落とし、
うしろのクルマにハザードなどつけて、知らせてください!
真後ろのクルマが乗用車で、その後ろがトラックならば、
トラックが気付いて速度を落としたことを確認してください!
トラックはね、重いので乗用車の2~3台、軽く押しつぶしますから。

これを行うことで、被害はかなり防げます。

どうか、みなさん、安全運転で!

二人三脚

本日は、国交省での会議。
少子高齢化っていうと、対策は「高齢者」に行きがち。
でも、少子化をどうするかも、すごく大切。
どうやって出生率を上げるか、だけではなく、
どうすれば、生まれてきた大切な命を守れるか、
マジメに取り組む時期だと思う。

特に、こどもの死亡の多くを占める交通事故をきちんと対策すること。
こどもを守れない国に未来なし。
自動車メーカーは、将来のユーザーを失っているってこと、
わかってんのかなあ。

大切なのは、警察庁との二人三脚。
車両の安全装備は、道交法で上手に使わせる。
道路の法規は、車両の安全装備で使いやすくする。

ほかにも文科省で「こどもの交通教育」とか、
消費者庁で「悪質なチャイルドシートの撲滅」とか、
いろいろ連携してほしいけれど、
まずは、警察庁~国交省。
本気でお願いします!