現場取材

本日は取材。
招待状をいただいていた日産の電気自動車『リーフ』の試乗会を、
パスしてでも行きたかった、現場取材。

100617

いまや電動クルマ椅子も、ニッケル水素~リチウムの時代。

移動の道具が命綱な人たちだからこそ、メンテナンスも負荷のないようにしてあげるべき。
これから開発する移動手段こそ、高性能バッテリーだと思います。

とうもろこしをもらって(なぜ???)帰宅。
美味しくいただきました。ありがとうございます!

大量の……。

この5月後半、ほぼ出ずっぱりの私が、ようやく迎えた6月。
そして私を待っていたものは、大量の……原稿。
ええ、ええ。そうでしょうとも。これだけ出ていたら、原稿もたまるでしょーよ。

さて、少しもどって、「高齢者にやさしいクルマ会議」で話題になった二人乗りのクルマ。
私は無理だと思っているのですが、
できる、やれる、ニーズはあると思っている人は意外と多いようで。
そりゃ「いる?」とたずねれば「欲しい」と言うでしょうよ。
でも「買うか?」と問われれば、どうなんでしょうね。

二人乗りのクルマ、たしかに便利です。
狭い道もラクだし、駐車もしやすいし。
だけど、結局、それって移動にしか使えないじゃないですか。
購入するクルマに100万円払うのは、それが、移動だけじゃなく、
友人を乗せたり、孫との時間がもてたり、モノが運べたりという要素がついてくるから。
でも、二人乗りで移動オンリーという用途なら、100万円は出さないでしょう。
スズキの「ツイン」なんて、50万円以下でもダメだったのは、そのせいだと思います。
移動の足にいくら払えるか?
いいとこ、20万円じゃないでしょーか。
それで作れますか? 二人乗りで、エアコンついて、安全なクルマ。しかも電気自動車ですか?

ついでに。友人も乗せられず、自分だけで走るクルマで、
ある意味「自分ひとりだけ自由」に過ごす生活に、日本人が耐えられるんでしょうか。
イタリアでスマート・フォーツーがバカ売れしているのは、個人主義の国だから。
「ああ、ごめん、乗せられないの。じゃあね」と、とっとと一人で行けちゃう気質だし、
縦列駐車の隙間に、前後のクルマのことなんて考えずに、アタマからタテに突っ込めるのも、
「入れたんだから、いいじゃない。なにがいけないの?」と開き直れる強さがあるから。

日本人に二人乗り、いけるんですかね? どうでしょう、DのKさん。NのYさん、T大学のK先生?
そして方針を打ち出した、事務局の福岡県?

原稿同様、大量にたまった洗濯物を処理しながら、そんなことを考えた火曜日。
洗濯物はハケたけれど、原稿が、ああ、原稿が~。

日本カーオブザイヤー

午前中は、永田町で、
高齢者にやさしい自動車開発委員会。

「とり回ししやすく燃費もよく、ひとりか、ふたりしか乗らないから、2シーターを!」
って言うけれど、
だったらなんで、ツインもR1(2x2だけど)も生産中止になっちゃうわけ?
そこに本当にニーズがあるのか、ワタシ的には疑問です。
市場を開拓したい気持ちはわかるけれど、
日本人って保守的だし、欲張りだし。
いまの草食男子が高齢者になるころなら、ありうるかもしれないけれど、
団塊の世代や、バブル世代の高齢者では、きびしいというのが私の読みですが、いかがでしょ。

終了後、ダッシュで移動して、日本カーオブザイヤーの総会へ。

100520

今年も選考委員を務めさせていただけることになりました。
購買力の極めて高い、アラフィー世代女子代表として、がんばりますー。

アリとキリギリス

最近、一週間が過ぎるのが異常なくらい早くてあせっています。
あせっていても、なにも始まらないので、目の前にある仕事を片付けつつ。
原稿書いて、ラジオの収録。
午後は、「高齢者にやさしい自動車開発委員会」へ。

高齢者の移動手段確保は大切。
特に、公共交通機関の発達していないエリアでは、クルマが唯一の移動手段。
だから、高齢者でも事故を起こさないようなクルマにしてあげるってコンセプトには賛成なんだけど。

でも、聞いているとなんか納得できない気もしてくる。
クルマだけに頼られてもなあ。
街づくりからやってくれないと、走れる場所がないのにクルマだけあってもって思う。
それに、安全装備バリバリのクルマを作ったところで、高くなるだろうし、
助成金とか、そういう覚悟は各道府県にあるんだろうか。

そしてもうひとつ。
「やさしいクルマを」ってのはわかるけれど、高齢者にやさしいクルマは、本当に高齢者のためになるのか?
やさしい嫁は、姑のボケを早めるだけだ。
ちょっと厳しいくらいのほうが、なにくそと張り合って、しゃきしゃき動くってもんじゃないだろーか。
これから高齢者に突入する人(私をふくめて)は、
「首がまわらない」だの、「バックするときに体がねじれない」だの、
そんなふうにならないよう、日ごろから少しずつ、
『クルマが運転できる体力づくり』をしておく必要があるんじゃないだろーか。

好き勝手生きてきて、運転能力がにぶったからって、ほいほいとクルマに頼るのは、
アリとキリギリスの話のようではないか。

やっぱりね。クルマって生活の必需品だけれど、免許があってはじめて運転できるもの。
一度、交付されたら半永久的に保有の権利があるわけでもなし、
ちゃんと、鉄の塊があつかえる自分でいる覚悟と努力も、必要だと思うんですよ。
そういうドライバー教育とか、高齢者予備軍基礎知識って、だれがどう教えるんでしょうね。
自動車メーカーって、そのあたり、もっと真剣に考えて行動したほうがいいと思いまふ。

100222

午後5時。日が長くなりました。
ドクヘリの活躍時間がのびて、スタッフは大変。でも、助かる人、多し!

帰宅後、あわてて原稿書き。