スクランブル交差点

横断歩道は、歩道なのだ。
右左折するクルマは、その歩道の上を、一瞬、走らせていただくのだ。
だけど、どうもクルマには、そんな意識はほとんどない。

クルマが右左折するとき、ひととクルマの動線がクロスする。
そのときに、事故はおきる。
だったら、スクランブル交差点にすればいい。

クルマはクルマ。ひとはひと。

そうすれば、動線が交差することもなく、事故の確率は大幅に減るだろう。
時間的にむずかしいと言う人がいる。
クルマが通過できる時間が短くなり、渋滞が起きると。

でもそれって、経済最優先、というのがベースにあるからだ。
安全最優先にすれば、へでもないだろう。

ただ、環境最優先なら、話は違ってくる。渋滞は燃料の無駄遣いだから避けたい問題でもある。

だったらせめて、こどもたちが通る通学路周辺とか、
スクランブル交差点にしたって絶対に、渋滞が起きそうにないエリアとか、
そういうところから、どんどん導入したらどうなんだろう。

クルマの安全性を求められるたびに、
じゃ、「道」はどうなんだよ、と、ムカついてくる。
道づくりと、道の運営について、そろそろ真剣に考えるべきだ。

なんてことを考えながら、午後は週末仕事にそなえて北上。

原稿、のち、原稿

朝から原稿書き。
短い原稿はあとまわし……としていたら、
気がついたら、かなりの本数がたまってしまい、げっ、やばい、という状況です。

そうそう、昨日、NHKの昼のニュースに出ていました、私。
幼稚園送迎バスの安全性について、国交省安全基準検討員として、NHK前橋の取材を受けたものです。

思うんですが、
少子化対策とか言いつつ、生まれてきた子供の安全対策って、壊滅的な状態かと。
自動車メーカーは、子供の安全性なんて、考えていないし
(異論反論あれば、いつでも受けます、自動車メーカーのみなさん)
民主党が勝ったとはいえ、「子供手当てを出す」って、
それ、こずかいわたして子供の面倒みない父親といっしょじゃん。

三人乗り自転車問題にしろ、幼稚園送迎バスの安全性にしろ、
病院の小児科不足問題にしろ、
子育てしなくて、自分で現場を見たこともない人がなんかやるから、
こんな状況になっちゃうような。

前橋のお母さん方、もとい、保護者のみなさん。署名活動がんばってください。
わからんちんの政治家のおじさん(女性もいるけれど)に、現場の声を届けましょう!

9月の新刊

9月になり、今年も3分の2が終了。
なんだかあっという間だったような。

そして9月17日、ドクターヘリ物語(2) 「テイクオフ!」が離陸します!

青い鳥文庫の、今月の新刊をチェックしてくださいませ。こちらをクリック!

さらに。青い鳥文庫の私のコラム、「イルカ、ときどき、ドクヘリ」も、アップしました。
こちらをクリック!

フライトドクター候補生、陸は、ついにドクターヘリで出動します。
取材をさせていただいている、日本医科大学千葉北総病院の先生に、
「半年でヘリに乗るのは、早いんじゃないの?」と。

いえ、先生、し、小説ですからー。

これは○○先生でしょ。って声も聞こえますが、いえ! それは気のせいです。
だって、これは、し、小説ですからー。

そして、小説の最後に登場するのは、シートベルトで内臓損傷した患者です。
自動車メーカーのみなさん。これが救命救急の現場です。
天井の低い後部座席をつくっている場合ではないと思います!

それも、小説でしょ? って、とんでもない! これは現実です!

DMAT災害訓練

昨日、ずぶずぶになって歩いていたので、台風直撃かと思ったら、
かすめただけで上陸しなかったそうな。

そして台風一過の今日、9月1日は、防災の日。
ヘリ部隊も大規模災害に備えて、訓練です。
川崎市にある、日本医科大学武蔵小杉病院のグラウンドに、
ドクターヘリが飛んでくるという情報をキャッチして、行ってみました!

090901

多くのドクター&ナース、近県のDMAT隊、警察などが参加しています。

「ふだん使っていないものが、緊急時に使いこなせるわけがない」
ドクターヘリを運航している、日本医科大学千葉北総病院の救命救急センター長、益子先生の言葉。
まさに、そのとおりだと思います。

我が家も、食料品のチェック。とりあえず三日間、しのげれば。
いや、この備蓄量なら一週間はカタイかも? たくわえた食料を見て、ほくそ笑む私。
問題は、非常食が常用食になってしまうことか?
「ふだん食べていないものが、緊急時に食べられるわけが……」ないわけないか。