朝から取材。
取材運が、いいんだか悪いんだか、わからない状況が続いています。
でも、長期取材の後半は、「一日ひとつ新発見」が目的なので、
自分としては満足しているんですけれど。
そして、今日もたくさんのお話をうかがわせていただきました。
心にざくざく刺さる話ばかりです。
ありがとうございます!
とくに靴下の話は秀逸で、ああ、これ絶対書こう!!!
わくわくわくわく……!
亡くなられた方々のご冥福を、そして、怪我をされた方の一日も早い回復を、心からお祈り申し上げます。
でも、心の傷は、どうなるんだろう。胸がいたむ。
事故の状況と、点検補修の実態が明らかになるごとに、
あまりのずさんさに、開いた口がふさがらない。
某自動車メーカーの技術者が言っていた。
「『経時劣化の可能性もある』冗談じゃない。そんなの見越して点検するのが日常管理じゃないか。」
そのとおりだと思う。
そして彼は続ける。
「そもそも耐用年数を想定して、保守点検・部品交換・大リフレッシュ工事・供用停止などアクションを規定するもの。
こんな状態を見せられては『原発継続論』に同調するのがいかに虚しく危険であることか、自明。」
まさに、そのとおりだと思う。
高さ5mが高すぎて、打音検査ができなかったって、なに言っちゃっているんだか。
業務上過失致死ではすまされない。
法律のこと、よくわからないけれど、職務怠慢で未必の故意と同じじゃん。
どうか、この事故を機に、インフラの安全が徹底され、
二度とこんな理不尽な事故による犠牲者が出ない対策を。
犠牲になった人が命をかけて伝えてくれたことを、無にしちゃいけない。