原稿、のち、原稿

朝から原稿書き。
短い原稿はあとまわし……としていたら、
気がついたら、かなりの本数がたまってしまい、げっ、やばい、という状況です。

そうそう、昨日、NHKの昼のニュースに出ていました、私。
幼稚園送迎バスの安全性について、国交省安全基準検討員として、NHK前橋の取材を受けたものです。

思うんですが、
少子化対策とか言いつつ、生まれてきた子供の安全対策って、壊滅的な状態かと。
自動車メーカーは、子供の安全性なんて、考えていないし
(異論反論あれば、いつでも受けます、自動車メーカーのみなさん)
民主党が勝ったとはいえ、「子供手当てを出す」って、
それ、こずかいわたして子供の面倒みない父親といっしょじゃん。

三人乗り自転車問題にしろ、幼稚園送迎バスの安全性にしろ、
病院の小児科不足問題にしろ、
子育てしなくて、自分で現場を見たこともない人がなんかやるから、
こんな状況になっちゃうような。

前橋のお母さん方、もとい、保護者のみなさん。署名活動がんばってください。
わからんちんの政治家のおじさん(女性もいるけれど)に、現場の声を届けましょう!

HACHI~!

ほんとは「ハチ公物語」の出版前に行きたかったのだけれど、
なかなか行けなかった上野の科学博物館へ。

ここになにがあるのかというと、ハチの剥製です!

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夏休み中の土曜日の科学博物館は、こどもたちでいっぱい!

そして、予想通り、ハチはものすごい人気なのでありました。
みんなくちぐちに「HACHI~」と、リチャード・ギアさんの口調をまねしながら近づいてきたりして(笑)。

はっちゃん(←馴れ馴れしい・汗)は、死んだときは、かなりおじいさんだったのだけれど、
剥製は、若かりしころの、立派な姿が再現されていました。

足をのばして、初上野動物園。
バッファローのでかさにびびり、猿のしっぽの器用さに感動し、
きりんのかわいさに感激し、暑さに倒れそうになりながら帰宅。

強化ひとり合宿

16日(日)~19日(水)の四日間、コンピュータをオフにしました。
自分の顔から60センチしか離れていない画面の世界と、
常に規則的に細かい音をたてるモーター音から離れて、
逃亡先は、透明な空気が張り詰める、山のふもとの緑の世界。

素直になれるこの場所で、児童文学の世界に没頭です。

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朝、目覚めると窓のそとにはこんな景色が広がっていました。

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テーブルに座っていると出てくる朝ごはん。座っているだけで食べるものが出てくるなんてシアワセだー。

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お気に入りの場所。ここでコーヒー片手に、マーガレット・マーヒーの世界にどっぷり。

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魔女の宅急便と、くまのパディントンの世界にも、はいりこみました。

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空を見上げればキキが飛んでいそうです。木のてっぺんに鈴はあるのか?

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動物との親睦も深めました。さわるとあったかい。当たり前だけど忘れていた感触。

朝の空気がつめたかったり、花の香りはそれぞれちがっていたり、
パンを焼いた焦げる匂いや、あたまの上を飛んでいるとんびの影が、足元を横切ったときの驚き。
都会に住んでいると、ふれることのない世界が、ここにはあって、
私はいちいち、感激するのでした。

自分に足りないところを、いやってほど気づかされたけれど、
ものすごくやる気になってしまって、危険な状態で帰京。

トークショー

取材です。
いつもながら思うのは、この体力と行動力と前向きさが、
17歳のときにあったなら、きっと私はちゃんと大学に行って、別の人生になっていただろうに。

ま、行かなかったから今の人生があるとすれば、行かなくて行けなくて、正解かも~。

夕方終了し、夜は、児童作家の大御所、I先生のトークショーへ。

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シリーズ累計160万部! いまの小学5年生に、圧倒的な人気です!

勢いで児童文学の世界に踏み込んでしまった私と違い、
I先生は、子供と本について、いろいろと調べていらして、
ほー、とか、へー、とか、ひざをたたきまくりな90分。
先生、ご推薦の本は、ぜひ、読んで勉強させていただきたいと思います!

若者の読書離れって言うけれど、実はいまは完全に回復しています。
子供が本を読まないと嘆いている、いまの小学生の親世代からはじまって
いまの社会人なりたてくらいが、
実はいちばん、読まずに成長した世代のようですー。