セーフティ・セミナー

この週末の二日間は、ブリヂストン・タイヤ・セーフティ・セミナーでした。
紅葉のきれいな季節の栃木は、空気がすんでいて、すっばらしくきれい。
そんななか、大勢のみなさんにお越しいただき、ありがとうございました!

091129

那須工場は、クリスマス・イルミネーションでいっぱい。トナカイの耳がハートです~。

一日10分、新聞や雑誌を声に出して読むだけで、
認知症対策になりますので、みなさん、いつまでも元気に安全に運転できるよう、がんばりましょう。
継続は力なり、ですよー。

スタッフのみなさんも、お疲れ様でした!

昨日になりますが

11月の第三日曜日は、
世界道路交通被害者の日(World Day of Remembrance for Road Traffic Victims)です。

救命救急センターで、取材をつづけさせていただいていると、
被害者は、単に事故で亡くなったり、ケガをした人だけでなく、
そのご家族も当てはまると、痛感します。

重度の後遺症を背負いながら、これからの人生を生きなければいけない人と、
そのご家族のことを思うと、
いま、自動車メーカーや警察庁が、やっきになってやっている死者数削減に、
どれほどの意味があるのか、とすら、思います。

特に。

重度の後遺症は、日本の場合、
目が見えない、とか、足が動かない、とか、周囲でもわかりやすいことが、基本になっているようですが、
脳や、内臓に損傷があるときの障害も、本人にとっては、かなりきびしいもの。
そのあたりの制度も、いまいちど、見直していただきたい気がします。

本日は、朝から全国知事連合主催の会議。
移動して、仕事仲間とパワーランチをしたあとは、ラジオの収録。
なぜか、トーク4で、大笑いでありました。なぜ? 
電波の届かないエリアの方も、
ザ・モーターウィークリーのサイト(リンクのページにリンクしてあります)にある、
ポッドキャストでお聞きいただけますので、ぜひどうぞー。

きのうの続き

私のまわりのモータージャーナリストによると、ふたつめのクラクション(ソフトクラクション)は、
「自動車メーカーは安全のためにつけたいのに、国交省がゆるしてくれない」
と、自動車メーカーが言っている、という。

だけど、少なくとも私の知るなかでは、ソフトクラクションに反対しているのは、自動車メーカーって情報もある。
理由は、土地がないから。そして、鳴らし間違えたら困る、という言い訳から。

だったらそれこそ、法律でうんぬんじゃなく、自主規制か、自主性に任せてみればいいのに。
常時音はマスト、ソフトクラクションは任意、という自主規制。
そうすれば、いったいだれが、どのメーカーが、ソフトクラクションをつけたがっていないのか、すぐにわかるのに。

それぞれのメーカーが、独自に音や、いいソフトクラクションをつくっていけばいい。
クルマとバイクだって、エンジン音はまったく違うんだし。
使い勝手のいいクルマは、すぐにユーザーに受け入れられる。
各メーカーに競争させれば、よりいいものが、出てくる気がする。
やっぱり技術は、切磋琢磨させないと、いいものができない。
そして市場で育てられなければ、いいものにはならないのだ。

どうでしょうね、ブチョー、シツチョー、作業部会のミナサン。

というわけで、本日もPC前に12時間。
オシリ、痛いです~。

クルマと弱者

ハイブリッドカーなど、エンジン音のしないクルマに音をつける。
そのパブリック・コメントの募集が国交省ではじまっています。

本気で意見を伝えたい人は、
国交省>自動車交通局>パブリックコメント、と、進んで、意見を提出しましょう!

ただし!

「案」が、同サイトに載っているので、それを熟読してからお願いします。
どういう経緯で、なにをしようとしているのか。
それを理解したうえでのご意見、お願いいたしますー。

私は、視覚障害者を第一に考え、という部分には大賛成です。
でも、それが、即、「音をつける」となるのは反対。
時間的に余裕がないのもわかっています。
次期プリウスは対応する、といって、開発もすすんでいるようですし。

でもね、あせってロクなことってありません。
そして、いちど決まった法律って、改めるのってすんごい大変なのですよ。
ゆえに、ジャーナリストのM氏もおっしゃっていましたが、
私も、「法律」でびしっといま、決めてしまうのではなく、
「見直し改善の余地のある、自主規制」のようなものに、するべきだと思います!

それにしても。

私は運転中、視覚障害者の方と、同じ道路上にいた経験はありませんが、
弱者優先は大賛成。
だけど、視覚障害者をここまで考えて、法律を決めようとしてくれる意気込みがあるのなら、

少子化、小児科医の激減、こども病院の不足、救命救急センターの体制不足……など、
これだけ子供の問題が山積しているくせに、
そして、視覚障害者よりも、子供の数のほうが、圧倒的に多いというのに、
クルマの安全について、まったく、クルマが対応しようとしないのは、なぜ?

だから、こもっているときは、理屈こきになるんですってばー。
終日、原稿書き。